義母との対話  姑豹と嫁猫

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前回、義母に入院荷物を届けに

病院に行った青猫です。

 

 

もちろん、義母にも会いました。

 

 

夫の母。

すなわちワタシの義母ですが、

義母と一口で言っても種類ってものがある。

 

 

 

うちは・・・

 

日本国憲法 大阪おばちゃん語訳

THE 関西のおばちゃん

 

です。

 

 

関西にはいろんなタイプの

マダムがおられるのですが、

 

オバハンSOUL 1

義母は、まるで大阪のマンガの登場人物の様です。

 

キャラ、たってるな~!

 

太った体に豹柄服を身に着け、

アクセサリーは欠かさず、

赤い口紅、

短い髪にくるくるパーマ、

声も大きくてよくしゃべる。

 

 

 

実は最初、義母が怖かった私です・・・。

私は関西出身ではないので、豹柄の服とか着てる人、

周りにいなかったですよ。

 

 

義母は、

 

濃い。何かと。

 

 

青猫がなら

義母はといったところです。

 

 

弾丸トークに、下ネタ、お金の話

もう、容赦ない。

その迫力に対抗できるものは、

誰もいない。

 

 

良いところもあります。

 

・話のテンポが良い

・プレゼントをあげると喜ぶかわいい一面がある。

(でも、貰うの専門である)

・料理上手(でも、あまり作らない)

 

 

しかし、全体的になんか怖いし、

私は反応に困る。

 

 

だから会う時は、猫をかぶることにしています。

 

 

 

 

多分、義母は、

 

青ちゃんと話しても、面白くないねん

 

と感じてるに違いないのです。

 

 

 

でも、それでいい。

変に刺激するよりマシ。

 

 

 

最近の義母は、体調の不具合により、

以前よりも濃さが薄まり、

少しかわいらしくなった・・・ような

・・・気もします。

 

 

病室のベッドで寝ころがっていた義母は

緊急搬送された割には、体調も良さそうでした。

 

 

私は義父の家に行く方が多いので

義母とは、しばらく話をしていません。

 

たまに施設に家族で会いにいっても、

夫が長居したがらないので

あまり話す機会もないのです。

(それが一番良いのですが)

 

 

退屈そうだった義母、

 

もちろん、このまま帰れるわけはない。

 

 

義母のトークが炸裂します。

 

「施設も病院も食事がまずいんや!!」

 

「でも、家でじいさん(義父)の作る食事も

同じようなモンばかりで、飽きるんや!!」

(義母は義父に食事支度をしてもらっていたそうです。)

 

「おやつも制限されててな。もうイヤんなるわ!!」

(糖尿病なので)

 

やっぱり食に対する情熱がすごい。

糖尿病になっても、そこは衰えないんだな・・。

 

 

 

義父の話も、しました。

もちろん、一応は病人の義母には、

ありのままは伝えません。

色々問題はあったけど・・・・。

 

「お義父さんは、変わりないですよ。

たまに日付を忘れたりしますが。

お義母さんのこと、心配してましたよ。」

 

ぐらいの話をしたら

 

義母が言い放ちます。

 

「あの人はもう変やからな。もう行かんでええよ!」

 

・・・・

ワタシに家に入ってほしくないんだろうな・・・・。

縄張り意識か。

 

 

私だって、

行かなくて済むならゴミ屋敷になんぞ

行きたくないのですが・・・。

 

 

しかし、相変わらず義父に対して無頓着。

そこに愛はあるのかい?

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義母よりも義父の方が足は悪いし、認知症もすすんでいる。

放っておくと、死んじゃうよ?

わかって言ってるのかなあ・・・。

 

 

おそらく、青猫が義父の所に

行かなかったら、

それはそれで

色々言ってきそうな義母なのですが。

 

 

この方は、基本、愚痴や悪口が多いのです。

しかも、あまりよく知らない人の悪口を思ったままに言う。

 

感性に忠実なタイプですな。

 

 

おそらく、

青猫の悪口もよそで言われている・・・と思う。

あまりネタはないはずだけど、

色々探すのは得意だしね。おかまいなしだからなあ。

 

 

義母

「○○(夫)がな、病院とか来ても

すぐ帰るんやから!もう少しおって欲しいんやけどな。」

 

 

そんな親子関係のことを私に言われましても・・・。

 

息子がたまにでも来てくれることに

感謝できたらいいんですけどね。お義母さん。

 

自分の子供にも容赦ない。

 

 

「あの子、全然しゃべらへんねん。それに、

最近キッツイ話し方するやろ? もう年やな。」

 

 

 

そうですね~

 

って、思わず相槌をうちそうになったけど、

 

思わず身構える。

 

これは誘導尋問!?

 

義母とは、以前に色々とあったので

あちらの考えが段々とわかるようになってきました。

 

 

ここで、うっかり夫の悪口を言ったら

言いふらすだろうな。義妹や私の親にも。

もちろん夫本人にも。

 

しかし、

ここで夫をフォローしても、

まるで、

「私には優しいですよ」

と自慢しているみたいで、義母は面白くないはず。

 

中間ぐらいの返しでいくか!?

 

 

この義母、基本、頭のまわるところもあるのです。うっかり変なことを言うと、言葉尻を捕えられます。油断がなりません。

 

 

私「夫さんは、最近少し疲れているんですよ。

私にもあまり話をしないですよ。」

 

義母「前はやさしかったんやけどな」

 

私「今も子供に優しいですよ」

 

義母「そうやろ?子供には優しいな、あの子」

 

私「妻にはそれほどでもないですが(笑)」

 

義母「ああ、じゃ優しくないな(笑)」

 

心なしかお義母さん、めっちゃ嬉しそう。

 

 

これで良かったらしい。

 

 

と、こういった葛藤が

会話中で常に行われるのが、

いつも義母と話すときに疲れる理由です。

 

(こんなことは夫は知る由もありません。私の頭の中のことまでは!)

 

 

しかし、義母の発言は収まらない。

 

「あのな、あの二人喧嘩してるんやろ?」

 

夫と義妹のことです。

この話題も微妙です。

 

「そうみたいですね・・。」

 

アナタのせいでもありますが。

詳細→夫 VS 義妹 兄妹喧嘩 夢が散る様

 

 

義母「仲よくして欲しいんやけどな」

 

無理みたいだよ。

 

私「夫さんは、この件については機嫌が悪くなるので

あまりふれないようにしてますよ。」

 

 

義母「そうやろ?

先日もな、アイツの話はするな!!って怒鳴られたわ。」

 

 

「私も仲よくして欲しいですね。

みんなで、話し合いとかできるといいなと思います。」

 

 

 

・・・・変な間ができた。あかんかった?

 

 

 

義母「施設代はじいさんが払ってるんやろ?」

 

 

いきなり、そこきたか!

詳細→夫 VS 義妹 兄妹喧嘩 夢が散る様

 

 

私「お義父さんの年金から払ってましたよ。

でも、お義父さんが、お義母さんが大きな預金を持ってるから、

施設代はそこから払ってほしいと言っていました。

お義父さんも褥瘡とか、体に不具合が出て来ているので、

今後施設にお世話になる可能性もあるんですよ。」

詳細→褥瘡と逆上 山々の怒り

 

義母「そうらしいな」

 

私「あと施設の費用なのですが、

経費を一部、負担してもらえる制度があります。

この審査の申し込みには、おかあさん名義の銀行通帳が必要なんです。

義妹さんがそういったお金の手続きも全部してくれたら

私も助かります。

おかあさんから、義妹さんにも言ってみて下さい。」

 

 

青猫、この義母に言った制度、

「負担限度額認定」というのですが、これに申込みをしようと考えていたのです。

少しでも負担は軽い方がいいに決まってるので。

「負担限度額認定証」とは・・・条件はあるものの介護保険施設での住居費と食費を軽減してくれる制度。
主に、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護医療所、短期入所生活介護、短期入所療養介護(ショートステイ)で、適用されます。市役所で、以下の条件が認められたらこの制度の恩恵を受けれます。
(1)本人及び同一世帯の方全て、及び本人の配偶者(別世帯も含む)が住民税非課税者であること
(2)預貯金等合計額が、単身者は1,000万円以下、配偶者がいる場合は両者で2,000万円以下であること

 

 

義母「・・・・・・・・」

 

 

義母、黙り込みました。

微妙な顔です。

 

 

あの義妹が、お金の管理や煩雑な手続きを

してくれるとは思えません。

かといって、通帳は夫に渡したくない。

 

 

義母は、そう考えてるに違いない。

 

 

しかしなあ。

 

夫もこうゆう説明を義母にしているんかいな?

糠に釘かもだけど、夫は説明すら面倒がっている節もあるのです。

 

 

青猫としても、なるべくわかるように

伝えたつもりですが、おそらく義母は何もしない。

 

 

 

そんなことで、病室を後にしましたが

 

 

やれやれ、

やっぱり義母の獰猛さは、薄まったけど、

緊張するなあ。

(ちょっと前まで、義母が黙り込むことなんてなかったんだけどな。)

 

 

しかし昔の私は、もっとシンプルに考えて

思った様に発言していた様に思います。

若かったな。

それで煮え湯を飲まされることもあったのですが。

 

 

 

結婚して随分経つけど、

 

義母の考えそうなことが、少しわかる様になりました。

(とはいっても、ゴミ屋敷にした心理についてはいまだ謎なのですが)

 

 

義母が弱り始め、

 

私が次の、

「関西のおばちゃん」

になってゆく。

 

猫も豹も、同じ猫科なのである。

 

生物は、進化してゆくものなんだ。

 

って、ことは

 

 

 

ワタシもこうなるのか!?

義母にそっくりだ!

 

 

マジ勘弁してほしい。

 

病院義母
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義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

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