施設見学 長ベスト

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病院から退院を迫られた義父。

義父の入れる施設を

早くに決定しなくていけない事態です。

 

 

前回、ワタシとケアマネKさんが検討したのは

 

有料老人ホーム施設「U」

 

という所です。

 

そこの施設長さんと、電話でお話しすることが、できました。

 

・受け入れは可能だが、入所は10月過ぎになってしまうこと。
・見学がすぐできること
・入所が決まったら、色々用意するものがあること。

 

そんな説明を丁寧にしてくださいます。

 

 

優しそうな女性施設長さんです。

ご年配っぽい。穏やかで明るい話し方です。

 

 

なかなか、良い感じかも!!

 

そこは有料老人ホームの割には、お手頃価格の施設です。

建物は、多分、古い。

でも、この施設長さんは穏やかな話し方で、

大手とは違うアットホームな感じがする。

 

義父に合いそうだ。

 

 

電話の声と話し方で、大体の判断を

決めがちなワタシである。

 

 

すぐに見学日を決めることができました。

 

 

この電話の後、職場の夫にすぐ電話連絡を入れます。

 

 

「お義父さんの施設の見学日が決まったよ。

平日だから、〇日にワタシが見て来るよ。

良い所だったらそこで、すぐお願いしようと思う!」

 

 

あまり話をすすめない夫(面倒くさがり屋)を

アテにしても仕方ないので

はりきって動くことにした。

時間もないしね。

 

 

なんてったって、施設Uの一番の利点は
「入所費用」が0円である所です。

 

 

つまり、もし義父が施設生活に

馴染めなかった場合、

退所しやすい!

(ここは退所費用は、かかってしまうけど。まあ、仕方ない。

 

 

ちなみに、世間の老人施設は、

入所時に費用のかかる施設がほとんどです。

 

とっても高いところはウン千万も・・・・!

 

 

そんな施設に入って、途中で出たくなった場合、

庶民は死ぬしかないよ・・・・。

 

 

でも、施設側の立場だと、まず大きな金額を預かりたくなる気持ちもわかる。大変な仕事だからね。

 

 

予算の都合もあるし、

ワタシの中では、電話の印象が良いから

見学して、よっぽど何かない限り、

さっさと決めたいところです。

 

 

それに、

病院から

「早く退院して欲しい」

と言われているんである。

 

 

ワタシは、そんなのを言われたら

かなり気にする性格である。

基本、小心者です。

(介護に対して、のうのうとしている夫とはずいぶん違う。)

 

 

 

ところが、意外なことに

電話口で、夫が、

 

「それはオレが会社を休んで、

施設見学に行ってくるよ。」

 

と、言った。

 

一応、夫も青猫に全任せするのは、

さすがに、マズイと思った様である。

 

 

「そう?まあ、夫さんが決めた方が、

お義父さんは納得できるかもね・・・・。」

 

 

内心ニンマリしながら、返事をした。

 

だって、

 

ホント言うと、ワタシが全部決めるのは

プレッシャーです。

(誰もしないなら、さっさとするけど!!)

 

いくらお安め施設でも

毎月、ある程度のお金がかかる案件である。

 

今後いつまで続くかわからない義両親の施設生活。

お義父さんが施設生活に馴染むのかも

正直ナゾ。

何しろ急だから。

 

 

義両親達は、自分達がいつか老人施設にお世話になることを

ちっとも想像しなかったのかな?

 


ワタシとしては、この超高齢化社会で、

条件に合ったところに入所できて、

お世話してもらえるだけでも

ありがたい。

 

 

たぶん、義父は、自分の息子(夫)の決定には

従うだろう。

周りも納得する。

 

 

話は飛びますが、ワタシのおばあちゃんの入所していた施設の話をします。

 

ワタシの祖母は、

死ぬ間際の2年間ほど、いくつかの老人施設や病院を転々としていました。

 

最後に行き着いたのは、

母の知り合いが開いた小さな老人ホーム

 

この最後の老人ホームが、とても、よかったんです。

 

たぶん、

あんな施設は、なかなかない。

 

 

アットホームで、建物も綺麗。

費用は田舎の割には、お高めだったと思う。(月額30万円位?)

入所してる人も穏やかなご老人が多かった。

 

 

介護士さんも、行き届いた人ばかりである。

 

実家に戻った時に、青猫も会いに行くのだが

若くて丁寧な介護士さんが迎えてくれた。

 

 

特にこの方で、一番印象に残ったエピソード。

 

 

ベストが長い!!

 

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こんなの。「ジレ」とも言う。

 

介護士さんとは思えないスタイルである。

彼は、髪形もキマっていて、

美術系の大学生にも見える。

 

 

そのスタイルで、寝たきりの

ワタシのおばあちゃんの

オムツを変えてくれるんである!

 

 

 

もう、

ありがたさ 

しかない。

 

介護士さんにお洒落な方はいるだろうけど、

そのスタイルで介護できるかと言ったら、別問題だと思う。

服が汚れそうだよ。

 

 

ちなみに、長ベストさんは一番若手。

 

だから、他の方も優秀で個性的な介護士さんばかりでした。

仕事はみんな丁寧で、自信を持って仕事してました。

明るい人が多かった。

入所者の顔も明るかった。

かなり最高。

 

 

ワタシの母は、いつもその施設に差し入れをしていました。

 

クリスマスには、介護士さん達全員に

プレゼントまで贈っていました。

 

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こんな↑

ロイヤルコペンハーゲンのマグカップを選択。

 

これを介護士さん達に1個ずつ全員に配るのには

ちょっとお高め だったと思う。

 

ちなみに、

青猫実家は、とりたてて金持ちでも貧乏でもない普通の家である。

 

でも、ワタシの両親は、介護士さん達に

心から感謝していました。

 

 

ワタシも、故郷から離れて暮らしていたけど

おばあちゃんの施設へ行く時は、お菓子を持って行ってたな。



ちなみに、ワタシのお土産の大定番はココ↑

アンリ・シャルパンティエ である。マドレーヌが好きだけど、他のも全部美味しい。

 

 

なんていうのか、介護業界も色々あると思うんだけど

ここの施設は、

「お礼をしたくなる施設」

だった。

すごく良い関係だったと、今でも想う。

 

 

お互いにベストを尽くしてた。

長いベストだけに。

 

 

でも、そんな施設でも、

 

いつもお家に帰りたがっていたお年寄りも、中にはおられた。

 

 

 

だから、どこに居ても

結局は、本人次第である。

 

 

夫が施設見学に行くのが、やっぱりベスト!!

 

最高の施設を知っているワタシが、

老人ホームの見学に行くのは、

たぶん、適さない。

 

状況も環境も、全然違うのに、

色んな所を気にしてしまいそうだから。

義父が気に入らなかった時、責任を感じてしまうから。

 

だから、かなりホッとしたんだ。

夫よ!!たまには、やるじゃん!!

 

 

そんなことで、夫のみで施設見学に行ったのである。

 

その間、青猫は、やっぱり神頼みである。

 

「きっと、青猫おばあちゃんのいた施設よりは

フツーなんだろうけど、良いところでありますように!!」

 

お願いが

微妙に失礼かもしれないが、現実も見ないとね。

 

施設から帰ってきた夫に感想を聞くと、

 

 

「うん、まあ、普通かな。

建物は、古めだったな・・。

本当いうと、他の所も見て比べてみたいけど

今回、地図で思ったよりも、歩くと結構遠かったんだ。

そこ以外で考えたら、さらに遠くなるからね。

ここでいいんじゃないかな。」

 

 

と答えた。

 

 

冷静な判断で良かった。

 

 

 

義父の受け入れ先が決定。

 

夫の持って来た施設のパンフレットを読む。

これは、義父にも見てもらおう。

準備品リストもある。これはワタシがやろう。

ケアマネさんと施設にも返事しよう。

 

 

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Fais toujours de ton mieux même si personne ne regarde.

(誰かが見ていなくても常にベストを尽くそう)

 

 

気は長く、ベストも長く、頑張るよ!

 

 

本当はすぐに特養を目指したいけれども

とりあえず、義父はここの施設でお世話になる。

 

話を進めることにする!

 

 

今、考えると、あの長ベストさんのベストは

「ベストを尽くしてる誇りの表れ」

だったに違いない。

単におしゃれだったかもしれないけど、きっとそうだ。

 

施設義父
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義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

コメント

  1. 初めまして。いつも楽しみに拝読してます。時にシュールなイラストも、短歌も好きだけど、大変であろう介護と汚片付けを、ユーモアに昇華させてガンガンこなしておられるのがすごいです。私の1番好きな記事は、「ゴミ作り職人の覚え書き」です(^_^)

    • サマンサ 様

      こんばんは!
      暖かなコメント、めっちゃ嬉しかったです!ありがとうございますm(__)m

      い、いつも楽しみなんて!!
      ワタシの下手なイラストも短歌も、好意的に思って下さるなんて
      照れますね~。
      めちゃやる気でましたよ!!

      ブログも介護も、汚片付けも!(この言葉!ぴったりですね!)

      またぜひ見に来てやってくださいね^-^
      本当ありがとうございます。