蓋の双面 義父の裏切り

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先日の介護認定調査で、要介護認定2になったことにより

ゴミ捨てがスムーズになりました。

詳細→義父の介護認定調査 区分変更再申請 結果

 

週一回のゴミ引き取り日と、その収集時間は

ヘルパーさんのいる時間だったので、

私がいない時はヘルパーさんがまとめて

引き取りに来たトラックに引き渡してくれることになりました。

 

 

なんてありがたいのでしょう!

色んな分別ごみが一気に出せるなんて。

(さすがに有料ゴミは無理ですが)

 

相変わらずのゴミ屋敷ですから、

毎回出るゴミの量も半端ないのです。

 

私は行った日のゴミの収集日に間に合えば、

捨てれるものはすぐ捨てました。

捨てれずにいたものは、まとめて庭に積んでいました。

(義実家には小さな庭があるのです)

 

引き取りに来て下さる方も、

ゴミがあんまり多いと、びっくりしますもんね。

 

 

義父は、いつも片付けしてる私の傍で

 

 

「ばあさんは本当に、昔から片づけできないんよ。

新しい物ばかり欲しがってな。どんどん買ってくるんや。

わしは昔から綺麗好きなんやけどな。

でも、掃除するにも、もう体がうごかないんや」

 

 

とよく嘆いていました。

 

 

たしかにお義父さんは、几帳面なところがあるもんね。

詳細↓

瓶長の出現 

 

 

「ワシが退職した時、退職金を半分ずつにして、

あいつ(義母)は離婚するって言ってたんやけどな。

やっぱりあの時出て行ってくれた方が良かったなあ」

 

夫婦崩壊!?~それでもふたりが別れない理由~

まさかの告白です。

まあ、夫婦も色々あるもんだしね。

 

 

人生100年時代の年金戦略

でも、熟年離婚はお金の問題もあるからなあ・・・・。

 

離婚とは、いささか大げさな気もしますが、

よくケンカしてたから

義両親もそんな話もあったかもしれません。

 

 

 

ところで、この時期から

ゴミ屋敷掃除は、

「正真正銘のゴミ」

というものは減り

 

処分するものが

「いらない物」

に変わりつつありました。

 

例えば

「着れるけどサイズが違う服」

「使えるけど、中にゴキブリがいたバッグ」

などといったものがゴミになっていました。

 

 

そんなある日、掃除をしていた時に

 

あれ?

このTシャツ、前に捨てたと思うんだけど・・?

 

と、思うことがありました。

 

 

それはMサイズの女性物のTシャツです。

 

 

いつも3Lサイズの服を着てる義母。

派手だし、少し汚れてるし、サイズは難しそうだから

捨てたはずなのに・・・。

 

変だと思いましたが、また捨てました。

 

 

 

そして、その一週間後、すべて判明しました。

 

 

 

 

また義実家に行った朝、

前に袋に入れたゴミが

一部出されている!

 

義実家の玄関前に並べて、干されている・・・。

バッグ、うどん、サプリ、バッグ、靴、Tシャツ・・・・

これを見て、道行く人はどう思うんだろう・・・。

 

はい、みっともないです。

 

 

 

 

そうです。

季節は少し暖かくなっています。

桜も咲きそう。

 

義父が動き出したのでしょう。

庭に積まれたゴミ袋を見つけ、

その中に

「ゴミと思えない物」

まで捨てられていることに気付いたのでしょう。

 

 

 

まさかの義父の行動!!

 

ジキル博士とハイド氏 (Newton CLASSICS Illustrated)

 

義父が二重人格者だったとは!!

掃除を容認してた義父が、ゴミを拾い返してきたなんて!!

(某少女漫画に似てるかもしれませんが、あまり気にしないでください。)

 

 

またまとめて、可燃ゴミの日だったので捨てました。

 

 

 

家に入ると、

義父が聞いてもいないのに

 

「ここは、分別ができてないゴミは

持っていってくれへんねん」

 

 

ほざいています。

 

 

「大丈夫ですよ、さっきまた捨てておきました。

ゴミ収集の方、ちゃんと持って行ってくれましたよ^-^」

 

青猫、負けていません。

 

 

 

義父「ああ、そう?」

 

私「はい^-^」

 

場は、これで収まりました。

 

 

 

みなさんの中で、

 

「そんなんなら別に無理して捨てなくてもええやん。

住んでる人が納得してから捨てるとええやん。」

 

と思った方もおられるかもしれません。

 

 

はい、色々まともな場合はそうなんですよ。本当に。

 

 

でも、義実家は本当に物が多くて、

床が見えないから、

もう私、

綺麗事、言えないです。

 

 

溢れた物の中に使えるものがあっても

生活するスペースを侵食している。

ゴキブリやカビや尿臭にまみれたものが

一緒にあると、大抵悪臭がうつっている・・・。

 

ゴキブリ、いっぱいいるんですよ。

死んだのも、生きてるのも。

どこからでも出てくるんですよ・・・。

 

もう、本当言うと

全部いらないんですよ。

 

 

ただ、少し片づいてくると

小さな夢も出てきました。

 

今はだれも好き好んでは寄り付かないようなゴミ屋敷だけど

ちょっと綺麗になって、家の中でみんなで飲食しても

いいレベルに持って行きたいなあって

思ったのです。

 

子供や孫が、

義父の所にいつでも行けるような

普通の家にしたいなって思ったんですよ。

 

 

これ、私の勝手な夢なんでしょうかね!?

 

 

義父がゴミ屋敷住まいだろうが、孤独だろうが

本人が望むならそれでいいと思います。

 

でも、体が動かないだろうし、

実際動かせていないから掃除してたのです。

義父はたまに電話してくるし、寂しさもあるはずです。

ヘルパーさんも近所の人も

誰も入れないような家だと困ります。

義父もいまのところ、施設に行きたいわけでもなさそうだから。

 

それなのに・・・・・。

 

 

 

くそーーーーーーー!!!

 

(世界の片隅でグレたくなる瞬間があります。)

 

 

 

しかし、もう乗った船です。

こうなったら、快適さを実感してもらうまで掃除するよ!!

 

やっと要介護認定2をとって

週一回のゴミ捨ての権利が

手に入ったと言うのに!!

ゴミ掃除の火蓋は既に切られている!

ここでやめちゃアカンやろ!!

 

 

 

帰ってから、くだを巻きながら

夫に言いました。

 

私「掃除を阻害する裏切り者が出てきた」

 

夫「親父だろ?」

 

私「すぐわかるんだね。」

 

夫「おれも前やられたから。捨ててもさ、持って帰って来るんだよな」

 

私「おとうさん、自分は綺麗好きって言ってたのに~~」

 

夫「あの夫婦ね、結局、割れ鍋に綴じ蓋」

 

 

まさに的確な

身も蓋もない

息子の意見に溜飲の下がる思い。

お義母さんは鍋で、お父さんは蓋かな。

蓋には裏も表もある。

 

 

夫「でもね、Dさんが言ってたけど

親父は青ちゃんが来てくれるのは嬉しいって言ってたみたいよ」

 

 

そうか・・・

色々捨てられるのは困るけど、嫌がられてるわけでもないらしい。

 

 

まさに表裏一体

帷蓋不棄

方底円蓋

蓋棺事定

 

 

頑張るか。

 

やっぱり、ゴミ捨てはどんどんするけどね!!

 

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