義父の特養への引っ越し前に
荷物整理に動いた青猫です。
義母の時を含め、
いつも場所移動する度に思うのだけど
(その集大成がゴミ屋敷!!)
バタバタと老人ホームに入所した義父なので、
最初、洋服は最小限だったのに。
冬に
義父のために持っていた毛布
(暖かいが、やたらにかさ張る)
ダウンジャケット(病院に行くとき用に購入)
テレビ&ヘッドフォン(結局、個室ではあまり見なかったらしい)
施設で勝手に購入された
ポータブルトイレ・・・
(これまた、ほとんど使用していない!)
そんな諸々が、結構、ある・・・。
特に
洋服は
青猫の知らないものが
ものすごく増えている。
(ジャケットだけでも5着ある。ほとんど外に出ないのに。)
理由はわかっている
それは
親切な老人ホームの施設長さんが
リサイクル服を義父に大量に
いつもプレゼントしてるからである。
いや、ありがたいんだよ。
義父も喜んでいたし。
本当に感謝してる。
義父は
ゴミ屋敷の元住人で、
無料でもらえるものは、大好き。
ワタシも、ご厚意で頂いたものは
不必要でも、すぐに処分できない性格だから
似たようなもんなのか・・。
そう、本来部屋片付けなんぞにはむいていない
ズボラ猫なんだよ。ワタシは。
しかも、
認知症の義父は
「服がすぐなくなる!!」
「もらった服はサイズが合わないんや・・・。」
と、ワタシによく訴えていたものだから
買って持って行ったりしてた・・・。
当然、
運ぶ荷物が、かなり多い。
このままだと、引っ越しは大変なことになるよ・・・!
少しづつ特養へ、運ぶ。
とにかく引っ越し当日の荷物を少しでも減らそうと
100均の特大バッグに季節外れになった服などを詰め込み
ワタシは、複数回、特養へと運び出していた。
めっちゃ重いのだが・・・!!
ワタシは力持ちではない。
そして、
ホントこんな時は
車を持っているのに、何もしない義妹が、
うらめしくなる。
(でも、頼むのは癪なので、言わないし、頼らないんだけど!!)
タクシーを使うほどの距離でもない。
(老人ホームから特養までは、徒歩15~20分)
ワタシが自腹きって
レンタカー代だの色々払うのも、癪。
(時間と体力の消耗を考えると、あながちそうでもないのだが・・・)
そして、引っ越し計画
当日運ぶ荷物は、
テレビ
ポータブルトイレ(ぴかぴかに磨いた!)
服、寝具、雑貨(100均特大バッグ)×3
という荷物量まで、がんばった!!
あと、肝心の
義父(車椅子付)
を、
家族4人で、荷物を運べば
何とかイケそう!!
タクシーを使うことも考えたが
ワタシがタクシードライバーなら、
使ったポータブルトイレを持ち込む客
なんぞ、乗せた日には
腹が立つような気がする。
でもね、
頼もしいことに
力持ちの夫
「トイレは俺が運ぶから大丈夫!」
娘の猫子も
「私も力持ちだからまかせて!!」
(この子は本当に力持ちである。)
と、青猫家の上位2位を占める力持ちが
断言してくれた。
よろしくたのむゾ。
(クレヨンしんちゃんか。)
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予定
夫 ポータブルトイレ
猫子 テレビ&小荷物
ワタシ 義父の車椅子に特大バッグを2個かける
残り一個は、ワタシが肩にかける。
猫太とワタシで、車いすを押す
こんな感じで移動すれば、一回でいける!
みんなで歩いたら、楽しい感じで良い。
子供達がいたら義父も義母も
喜ぶだろうし。
ワタシは特養見学をした日の様に
明るく引っ越しできたらいいと思っていた。
引っ越し当日
出かける前に、子供達に声をかけた。
「そろそろいくよ~~!!」
しかし、ここで
息子の猫太が(自閉症)
「僕、いかない。」
な、なぬ~~~~!?
説明したはずなのに!!
まあ、この子に限っては、こうゆうことがよく起きるんですけどね。
「おばあちゃん達は
ケンカばかりするから、僕は行かない。」
うぅ・・・・!!
事実だから反論できない
子供っていうのは、よく見ている。
大人がとりつくろっても、
会うのがたまにでも、
そうゆうことは、わかる。
そして、この子は、
こうゆうことを言い出したら
テコでも動かない。
無理やり動かしたら、大惨事になる。
「もう、いいわ・・・。子供達は留守番!!」
時間を気にした夫がサジをなげた。
はじめて長時間の子供達だけの留守番ー。
そりゃ普通の子なら、普通にできるんだろうけど。
仕方ない。
「ごめん、猫子。
猫太と一緒にお留守番してて。
ゲームとかずっとしてて、構わないから。」
幸か不幸か
猫太は動画視聴やゲームなら、ずっと飽きない子である。
猫子も、しっかりしている子なので
まかせることにする。
急遽、引っ越し作業員は、2人だけになる
ああ猫太はともかく、猫子の助けは
かなりアテにしていたのになぁ・・・・。
義父の老人ホームに向かう
この日も幸いなことに天気が良かった。
移動する荷物をまとめて
この有料老人ホームを退所する。
唯一、この施設で
やさしかった
おそらく義父と同世代の施設長さんが
「おとうさん、お元気でね。」
とやさしい笑顔で、義父のアタマを撫でてくれた。
すると、
義父も、ちょっと目がうるんでいる。
この施設は総合的に
微妙ではあったけど、
この施設長さんがいるのだから
充分、価値があった。
お世話になりました。
特養へ
車椅子に荷物をぶら下げ、
3人で特養へ向かう。
荷物は一度では運びきれないので
往復することが決定。
道すがら、義父は寡黙だったけど
特養に着き
スタッフさん達が次々と
義父を笑顔で出迎えてくれたら
義父も笑顔になった。
当然、義母もいるのだが、
「あれ!?猫子と猫太はこなかったん!?」
「運ぶ荷物、まだあるん?
特養の車を使えばいいやん!?」
と、相変わらず発言が図々しい義母である・・・。
この夫婦にとって、特養生活が良いものになるのか
悪いものになるのかは、全くもって
ナゾである。
しかし、気の利かせてくれた介護士さんが
明るい綺麗な食堂に案内してくれて
義母と義父は飲み物を飲んでいる。
その姿を見ると、やっぱり夫婦は一緒の方が
良いよう気もした。
その間、
ワタシ達はまた老人ホームに戻り、荷物を運ぶ。
思ったよりも気温が高く、想像より大変だった。
教訓
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いや、そもそも
ポータブルトイレ、
ホント、いらないよ(泣)
一件落着
荷物も運び終わり、義父の個室に
すぐ使うものをセットした。
ケアマネさんも交えて
みんなで、今後の事を話をした。
義父はこの日、機嫌が良かった。
義母とは、お互いツッコミしあう場面もあるけれど、
認知症はでておらず、
基本、終始おだやかに話ができたから、
良かった。
ワタシ達が帰る時に、
車椅子にのった、後姿の義父が
と言った。
あっ!
これが初めて聞いた
「ありがとう」だ。
やっぱり、嬉しいゾ!
(夫に言ったのかもしれないけど。)
この特養に、入所出来て
義父も喜んでいるゾ!
本当に良かったゾ!
やさしい介護士さん達のいるこの特養。
ワタシが納得して選んだ特養。
これから、お義父さんは、元気が出るかも!
そうだ!補聴器も新しいのに替えたら
もっと義父はコミュニケーションがとれるんじゃない?
義母と施設が一緒だと、お見舞いだって
しやすくなる!!
(どうゆうわけか、義妹やその子達って
義母の所ばかりに会いに行くんだな。)
そんな話をしながら、
夫と、
「良かったね。」
と言い合い、帰路に着いた。
でも現実は、シビアだった・・・。
帰宅したら、子供達は異常なく
ゲームで遊んでおりました。
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