特養の面談(義父の場合)  微妙な結果

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義父を特養に入所させる為に申込みをしました。

その 半月ほど経った日。

 

特養の施設長さんから電話が来ました!

 

 

特養に、空きが出たとのこと。

 

 

ウチが第一候補として、

連絡を頂きました!!

 

 

なんて、ありがたいのだろう。

 

 

青猫は、いっつも有り難がって、

似たようなことばかり繰り返し書いている

かもしれないんだけど、

 

 

介護とかしていると、

 

とかく

理不尽なことばかりで、

ハラハラしてばかりなんだ。

 

 

だから、

助けてくれる方が

いたら、本当に嬉しいんだよ!!

 

話が少し進むだけでも、本当に嬉しい!

 

 

もちろん、入所前に面談がある。

 

義母の時にもありました。

詳細→特養の面談 気になる費用

 

 

特養の方が義父に会うのは初めてです。

 

入所の際の面談っていうものは、

入所前提でありますので、

就職前の面接みたいな感じではない。

 

 

そうです。

 

 

嬉しかったワタシは、ナメていました。

 

義父の面談を。

 

 

 

前回、心に決めたので、→急な展開 成功の光と影)

面談に向かうのは、青猫です。

 

 

場所は、義父の有料老人ホーム。

特養施設長さんが、義父の所へ来て下さることになりました。

 

 

面談の前日は

義父の通院日であったので、

病院に付き添った夫に、手紙とパンフレットを託し、

義父に特養の面談のことを知らせていました。

 

 

当日の朝、

 

ワタシは、老人ホームの共同スペースに通されました。

(そこには、日本人形が並んでいる。)

 

メンバーは、

やって来た特養施設長さん

義父のケアマネさん

義父

青猫

 

の4名。

 

 

義父が、車椅子で連れられて来ました。

 

青猫を見て、義父は開口一番に叫ぶ。

 

 

 

「また、アンタかっ!?」

 

 

 

 

 

悪かったね。

正直、義父のために動いているのはワタシである。

そんな風に言われると全然納得できない。

 

 

軽く流したけど、この日の義父は

機嫌が良くなさそうだ・・・。

 

 

なんとなく、不穏な空気になる。

 

 

面談が始まる

 

特養の施設長さんが、お義父さんに

やさしく話しかけながら、質問をしてゆきます。

 

 

しかし、さすが

スムーズに要介護3をとった義父。

 

 

最初に答えた年齢を、間違えている。

(実際の年齢よりも4歳上の年齢を言っていた。)

 

 

続けて答えた

自分の兄弟の数も、間違っている。

 

 

 

「あれ?お義父さんには、妹がいますよね~?」

 

 

穏やかにツッコミを入れてみたが

 

 

 

 

「妹なんて、どっから出て来たんや!?

一体アンタは、

なんでそんな思い込みをしとるんのや?」

 

 

 

と強気に断言するもんだから、もう何も言えない。

 

 

お義父さんの認知症は、どんどん進んでいる。

 

 

面談が、たまに途切れます。

 

この老人ホームの介護士さん達は

面談中のケアマネさんに

しょっちゅう、話しかけてくる。

 

 

急ぎの用事が有るんだろうけど

ケアマネさんも介護士さん達も

基本みなさん、ぶっきらぼうに話すので、

 

正直、あまり感じが、よろしくない。

 

 

 

青猫は、

なんか、落ち着かない

 

と感じていた。

 

もっと穏やかな雰囲気で、話をしたいのに。

義父は、1人で興奮して質問に答えているし、

ケアマネさんも、面談そっちのけだし。

 

 

義父の個室はせまいけど、

そっちの方が静かで良かったな。

 

と、ワタシは考えていた。

 

 

そんな中、廊下のドアがバタンと開いた。

 

思わず見ると

 

 

ドアから

 

金髪の可愛いギャルが、出てきた。

初めて見る。年齢20歳前後。

金髪だけど、日本人。

洗濯かごを持っている。

 

 

こんな若い子が、いたんだ。

(ここのスタッフの平均年齢は、とても高い。)

この子は洗濯係で、いつも裏方にいるんだろうな。

 

 

と青猫が思ったその時。

 

 

 

以前このブログに書いた

 

どヤンキーが、廊下の反対方向から登場した。

詳細→ゆれる思い ヤンキーの後押し

 

 

 

この どヤンキーオッサンは

いつも、超感じが悪いのである。

詳細→ゆれる思い ヤンキーの後押し

 

 

いつも

全世界を憎んでいるような顔で、

メンチをきって

ダラダラ歩いているくせに、

 

 

 

ヤツは

 

これまでに見たこともない

笑顔で、金髪ヤンキーギャルに寄ってゆき、

 

鼻の下を伸ばしながら、

その場で、

べちゃべちゃと話をし始めた。

 

 

 

 

 

面談中の特養の施設長さんは、声が気になるのか

振り返り、このヤンキーを視界に留めていた。

 

 

青猫の言う

「義父のホームの雰囲気が好きじゃない。」

の理由の一つ。

特養の施設長さんは、わかってくれただろうか?

施設移動の初動 右往左往  

 

 

義父が、言い出す。

 

「オレは息子が決めたことなら、

まかせようと思うんや!」

 

この場合、

息子は夫の事である。

 

 

しかし、続けて断言する。

 

「でも、ここに息子は今、おらんから

そっちに入るとは言えない!!」

 

 

 

 

いきなり何を!!

ワタシは、脱力しそうになる。

 

そんな・・・。今日の面談は何だったの?

昨日、夫と特養の面談の話をしたはずだよ。

ここの老人ホームの文句をいつも言っていたのは

お義父さんなのに。

 

 

どうもワタシが来たことが

良くなかったらしいので、

内心、落ち込む。

 

 

義父が続ける。

 

 

「この有料老人ホームだって

最初のパンフレットは良さそうだったんよ。

でも、洗濯物はよぅなくなるし、

朝は早く起こされるから、ゆっくりできへんし。

だから、

パンフレットはアテにならないんや。

 

息子の判断にまかせるけども、

息子は、あまり話を聞いてくれんのや。

 

ワシはバンテリンが欲しいのに!!

アイツは、いつまでたっても

持って来てくれないし!!!」

 

 

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感想(0件)

バンテリンは関節痛の薬である。

義父がいうことには、膝痛にはこれが一番効くらしい。

 

 

 

 

お義父さん、

それ絶対、夫にちゃんと頼んでいないから。

 

夫はそうゆうことは忘れない。

そもそも、一番顔を出す青猫だって頼まれていない。

湿布や塗り薬だって、義父は持っているし。

 

 

 

話がマズイ方向に行きそうなので

あわてて取り成す。

 

 

「お義父さん、バンテリンが欲しかったんですか!?

それならワタシが今度持って行きますよ!

あと今度、お義母さんの特養を

見学したらどうでしょう?」

 

 

 

しかし、

 

 

「あの女!!

アイツと結婚したのは、ほんま大失敗だったわ!!

もう、世間とか一体どうなっとんのや!!

わしは真面目にいままで生活してきたのに!!

この世は、所詮

悪いヤツや政治家とかがのさばっているんや!!」

 

 

 

 

 

ああ~!!

お義母さんは呼び水だった・・・!(失敗)

もっとおかしな方向になってきたよ・・!!(泣)

 

 

 

 

 

 

それから、義父は

特養の施設長さんにカラミ続ける。

世間への色んな不満をひとしきり、大声で訴える。

よっぽど男性相手に、そうゆう話をしたかったんだろう。

 

 

もう、タチの悪い酔っぱらい状態である。

 

 

さんざん、怒り倒した挙句、

 

義父は

「疲れたわ。」

と、急に黙り込み、不機嫌になる。

 

 

そして、ケアマネさんに連れられて行ったのである・・。

 

 

 

一体、何が悪かったというのだろう・・・?

 

まあ、端的にいうと、「認知症」なのだけど。

 

 

ワタシは、

 

「特養に入れることになりました。」

「助かります。よろしく。」

 

で、この日は終わると考えていたのに。

 

 

 

特養の施設長さんは、

義父の事を

「厄介そうだ」

思ったに違いない。

 

困ってる人を優先的に入所させてくれる特養でも、

実際問題、あまりにも集団生活に向かなさそうな

人は入所できるはずもない・・・。

 

 

とりあえず、謝る。

 

「お義父さん、今日は調子が

あまり良くなかった様です。すみません!」

 

 

特養施設長さんは、

 

 

「いえ、認知症は仕方ないので・・。

でもお義父さんには、うちの施設に一度来てもらって

納得してもらってからじゃないと、入所は無理そうですね。」

 

と、

 

気の毒そうな顔で、答えて下さる。

 

 

 

「でも、ここの雰囲気は、

結構わかりましたので・・・。」

 

 

 

 

話しながら、施設長さんの目は

 

 

日本人形達にロックオン。

 

 

 

 

なんとなく、

施設長さんは

青猫の思ってることを

理解してくれた。

 

と思う。

 

これは、ワタシ的に助かる。

 

今回の面談

 

総合的に

結果は微妙。

 

 

青猫の「雰囲気が好きではない」

アピールにおいては、

 

ヤンキー、グッジョブ!

日本人形達も、グッジョブ!!

 

 

 

でも、肝心のお義父さんは、

あんまりグッジョブじゃなかったからなぁ・・・。

(認知症のクソッタレ!)

 

 

でも、頑張る!!

また特養の見学につなげるよ!!

バンテリンも持って行く!!

筋肉の痛みがとれたら、お義父さんの具合も変わるよ!!

 

 

今度こそ、キメる!!

 

 

もう、筋肉頼みだよ・・・・。

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