事後の処理  足は大事

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前回、入ったばかりの特養で

ご乱心の義父。

詳細→義父の奇襲攻撃

 

 

 

正直、ワタシのメンタルは

決して穏やかではないけれど、

 

介護士さんや他の入居者さんなどに

ケガをさせたワケじゃないからまだマシ

 

自分に言い聞かせた。

 

 

もちろん、

義父の事件は、夫にも伝えた。

 

絶句していた。

(当然だろう)

 

 

そして、

 

夫は、義妹に連絡をしたらしい。

(義妹は介護放棄中、最低限しか連絡をとっておりません)

 

 

施設の同市内に住んでいる義妹

 

さすがに義妹も、考えるところがあったらしい。

 

「施設に様子を見に行く」

 

と、返信があった。

とのこと。

 

 

正直、夫も

 

これは、

自分だけでは手に負えない

 

と感じたのだと思う。

 

 

しかし、

それを聞き、

余計に心配なワタシ・・・・

 

 

「大丈夫かな?

お義父さんは病気なんだから

責めたりしないであげて欲しいんだよ。」

 

 

 

正直、青猫は

義妹のことは、まるで信用していない。

 

 

だって、義妹は、お義父さんのところには

ほとんど顔を出さないんだよ。

(義母の所には、たまに顔を出すことも有るらしい)

 

 

正直、こんな騒ぎが起きてから

義妹が行ったところで、解決するはずもナイ。

(下手したら、義妹のことは、もう忘れているかも!)

 

むしろ、

 

義父への変な刺激は、勘弁してほしい

 

 

とワタシは思ってしまう。

 

 

 

義妹は、

「普通のヒトの範疇の性格」ではあるが、

基本、優しくないし、悪口も多い。

いつも、不平不満を言っているイメージが強い。

 

(どこまでもワタシは義妹が嫌いなんだ。)

 

 

 

夫は義妹に

「責めないでやってくれ」メールは

すぐに送ったらしいが、

結局、どんなことになったのやら。

 

 

そんなことで、一歩先に義妹は施設に行った様子。

詳細は不明。

(夫もあまり触れたくなさそう。)

 

 

ワタシ達はその週末に、特養に向かう。

 

 

親子三人で。

(猫太はデイサービスに預けた。こんな時は足手まといなので。)

 

行く前に

家の近くの和菓子屋さんで

お菓子折りを購入した。

 

今回は、きちんとした箱入り。

いつもより沢山。

お菓子についての記述→青猫の処世術 お菓子マジック

 

 

もちろん、

「施設へのお詫び」 である。

 

 

もう、こんな事位しかできないんだよ・・・・。

 

 

特養の事務所に行き

施設長さんにお菓子を渡してお詫びをした。

 

 

 

それにしても、

 

こんな事があっても、この特養の方達は

みんな、優しいんだ。

 

介護士さん達も、お手数おかけしたのに、

笑顔で挨拶してきてくれる・・・!

 

改めて、良い所である・・・・!!

(足を向けて寝られない!)

 

 

先に義母の部屋に行った。

 

すると、

 

 

「じいさん、すごかったんやで!

『消火器まいてやったんや!』とか言っとるし。

こっちに連れてこられたら、相手せんといけんし。

もう、面倒やわ。

じいさん、有料老人ホームに

いた方が良かったんちゃう?」

 

 

と、ぬかす。

 

 

 

 

ほら、また出た!!

相変わらず、すぐにヒトのせいにする義母。

(前回、年を取って可愛くなった って書いたけど、取り消す!)

詳細→義父の奇襲攻撃

 

 

猫太を連れてこなくて良かった!!

(こんな話を聞かせたくない。

しかし、猫子は聞いてるんだけどね・・・。)

 

 

特養入所の話を進めたのは、

青猫である。

 

そんなことを言われたら

 

全部、ワタシのせい

 

ってことになる。

 

 

 

でも、

 

 

 

ワタシは、

施設への迷惑は

申し訳なく思うけど、

 

義父が特養に入所したことに、1ミリも後悔なんてしていない。

 

心から、良かれと思ってやったことだよ。

ちゃんと言質をとっているし。

(これはやっておいて良かった!)

詳細→義父の特養見学 晴天好日

 

 

老人ホームにいたところで、

そのうち義父は、

同じ事をしたかもしれない。

 

 

もちろん、

特養への引っ越しの刺激が事件の原因

だと言われたら

そうなっちゃうんだろうけど、

 

こんなの、結果論じゃないの。

 

 

 

すかさず夫が、義母に

 

「そんなの言ったって、しゃあないやろ!?

じいさんは、病気なんやから

たまたま、ここで起きたってことやろ?」

 

 

と、飽きれた顔で返していた。

 

合格。

 

 

義父の所に迎えに行った。

 

義父、食堂で昼食を食べていた。

 

食堂は相変わらず綺麗で、

義父が消火器で汚した痕は、なかった。

ちょっと安心する。

 

 

義父の食事中の食器を見ると、

ワタシが買って持って行ったものではない。

詳細→義父の状態 介護用食器

 

 

 

おそらく、

義父の為に取り寄せた食器は、

詳細→義父の状態 介護用食器

他の方への弁償に使用されたと予想。

 

 

ワタシもそれを望んだからね。

義父の壊した食器は、どんなものかは

知らないけれど

ちょっと気は楽になった。

 

義父には、事件の事には触れないように接する。

 

持って来たおやつを義母の部屋で

みんなで一緒に食べると

義父の表情も和んだ。

 

話ができたので、

特養の居心地を聞くと

義父は総じて満足はしているみたいだが、

 

「夜中の巡回があるから、落ち着いて寝られない。」

「自分で車椅子に乗ろうとした時に転んだ。」

 

等、話している。

 

 

 

「お義父さん!

無理しないで下さいよ!!

転んだら骨折しますよ!

ちゃんと介護士さんに頼んでくださいよ!」

 

 

青猫が、何度言っても

 

 

義父は、

 

「自分のことは、自分でやりたい」

 

と、思ってしまうらしい。

 

 

 

しかし、

誰が見ても

ヨロヨロしている義父なのである・・・。

 

 

 

足は大事なんだよ!!

 

「人間は考えるアシである」

 

 

って

偉い人が言っていた!

 

足はすごく大事なの!!

 

ホントは「人間は考える葦である」が正しい。 16世紀フランスのパスカルさんの本の言葉。葦って植物の名前なんだよ。

 

 

でも、この言葉

日本語で

「あし」という言葉を聞いたら

まず「足」を思い浮かべる人の方が

多いと思うんだよ。

 

勘違いしてる人、一杯いると思うんだ。

 

 

え?

そんなことはない?

 

 

青猫は、ずっと勘違いをしていたんだけどなあ・・・・。

 

 

この言葉のイメージは、

ずっとこんな感じだったのである。

 

「脳が、前に歩いている=人間」

 

 

 

以前、在宅ヘルパーさんが

 

「高齢者は足を骨折したら、

すぐに寝たきりになって、急速に衰える。」

 

と断言していたから、

 

これもあながち、

間違いでは、ないかもしれない

 

と、思う。

(強引?)

 

 

まあ、義父の場合、

「考える」方が怪しくなってきたのが

一番の問題なのだけど。

 

 

 

青猫がしつこく

 

 

「お義父さん、何かする時は介護士さんを呼ぶ

ボタンを押すんですよ?

お義父さんが黙って動いたら

みんな、心配するからね!?」

 

 

と、話しても

 

「いや、1人でできるところもあるし・・・。」

 

 

と、譲らない。

 

 

 

 

ワタシの言うことは、どうにも

伝わらないのだ。

 

 

 

そういや、在宅ヘルパーさん

こんなことも話していたなあ。

 

 

 

「何もしない人の方が

介護においては、楽なんだよね。

1人でやりたがりの人はかえって

目が離せないのよ。」

 

 

って。

 

 

 

まさに、その通りだよ!

 

やりたがりの義父と、何もしない義母。

 

 

義父の責任感は素晴らしいけど、

世話を受ける立場になると

逆転の評価になる。

 

結局最終的に、何もしない義母が得している。世の中、間違っている。

 

それでも義父は、立とうとする

 

パスカルさんの言葉は、別な意味だろうけど、

 

 

人間の本能は、

「歩く」

ことなのかもしれない。

 

 

「立つ」ことを、「進む」ことを、

辞められない。

 

 

足が動かなくったとしても、

「前進する」

ことを、人間は本能で臨んでいる

 

 

精神が衰えても、

体は動こうとする生命力。

 

 

それが、

今回の事件の原因だと思うんだ。

詳細→義父の奇襲攻撃

 

 

何でこんなに語るのかって?

 

この数日後に判明するのだが

 

義父はこの時、既に骨折をしていました。

 

 

そう、恐れていた事が、現実になった。

 

 

もうね、

介護って本当に色々と

次々に起こるんだよ(泣)

 

 

まさに、

 

病み足に腫れ足(不幸が続くこと)

 

とうとう足元に、火がついた。

 

義父
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義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

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