義父の退院日がやって来ました。
体の弱ってしまった義父は、
退院した後に、そのまますぐに
有料老人ホームへ入所することになっています。
入所に必要な荷物は大方、有料老人ホームへ
直接配送の手配済です。
付き添いについて
義父の退院にあたって、
夫が
「オレが、
会社休んで、親父の退院に付き添うよ。」
と言った。
珍しく、自分から言い出した!!
このところ、義両親の介護で外出ばかりしていた青猫に、
一応配慮してくれたらしい。
その心がけは、イイね!!
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嬉しいが、
はっきり言って、甘い・・・!!
「いや、今回は私達2人で行こう!!
けっこう手間がかかると思うよ?」
普段、付き添いは1人でしているから、
夫は、大げさと言いたそう顔をしている。
夫の言い分もわかる。
介護の人手が足りない私達夫婦は
いつも別行動で、介護にあたっている。
子供を気軽に預ける所があるわけでもなく、
介護先(義実家、病院、施設等)に行くのも、
市外だから、移動時間がかかる。
通院や、急に呼び出されたりすることも多いから、
単独での付添いで済ませることで、負担を減らしている。
しかし、今回はちょっと別!!
病院でも会計や荷物をまとめなきゃいけない。
義父は、完全に歩けなくなっている。
老人ホームでは、新しい荷物の設置もあるし、
書類作成もあるだろう。
ついでに言うと、
有料老人ホームの施設入所も
慌ててバタバタ決めたものだから、
青猫は、施設見学すら行っていないのである。
(やっぱり、早めに確認しないと。)
もちろん、義父も見学は行っていない。
初めてづくし なんだよ。
「親父はこの間、会ったら普通だったよ。
青ちゃん、心配性だなあ。」
・・・・・
いつも思うのだが、夫の判断力は、
身内に対して、見通しが甘い
ような気がする。
今の所、
義父は、夫の前だと、結構ちゃんとしてるからな・・・。
でも、ワタシも今まで起きたことは、ちゃんと
夫に報告してるんだけど。
ワタシからすると、義母の方が性格的に大変なヒトではある。
しかし、義母とはコミュニケーションが
取れるから、病院や施設の付き添いは一人でも大丈夫なんだよ。
でも、義父は、もう行動が読めない。
前、暴れたんだよ!?
「今回は忙しいよ。
こうゆう時は、1人だと大変なんだよ。
人数が多い方が、介護は楽しいもんなんだよ。
ワタシも施設を見たいし、一緒にいくよ!」
納得したのか、夫もそれで了承した。
ホントに介護する人数は多いと良いと思う。
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しっかりしていたら、子猫の手すら借りたい。
それでもって、夫と青猫は、2人で義父の病院に向かったのである。
病室の義父の様子は普通だった。
すでに服も着て待っていた。
きちんと薬を摂取して、長期間入院していたので
足の浮腫みはなくなっています。
「お義父さん、良かったね。」
声をかけたけども、義父の反応は薄い。
「こんなに痩せてしもうたんや・・・。」
とばかり、嘆いている。
しかし、お義父さん
けっこうおやつ差し入れていたし、
そんなんでもないぞ。
でも義父は、夫も一緒なのでいつもより嬉しそうにも見える。
良かった。
病室の荷物をまとめる。
ほぼ、食べる以外は動くことのない義父は、
病院の荷物もほったらかしである。
会計を済ませて、
忘れ物がないように、まとめていると、
義父の杖の他に
2本、杖が置いてあるよ!?
「これ・・・お義父さんの!?」
尋ねる青猫に
「〇〇(義妹)が、家から持って来たんや・・。」
という義父。
どうも、退院の知らせを聞いた義妹が
義実家から杖2本を取って来て、
届けたらしい・・。
微妙な顔の
義父と夫。
そりゃそうだ。
もう杖、使わないんだもん。
余計な荷物もって来んなよ・・・・。
(杖、3本もいらないよ。蛇足。)
義父はこれからは車椅子中心の生活になる。
本人も、歩けないと嘆いている。
立ち上がるのがやっとで、
杖なんて、いよいよ使えないというのに・・・。
さらに横には、汚い手提げ袋が置かれている。
(土だらけなんだよ!)
中を見たら、
義実家の郵便受けにあったと思われる
手紙や広告がツッコまれている。
雑い。色々と。
配慮もクソも感じられない。
手伝ったつもりなんだろうか?
いつもトチ狂ってやがる。
夫と疎遠な義妹は
こっちの事情もお構いなしに
相変わらず、いらない事ばかりする。
もうクソどうでもいいわ。
3人で、有料老人ホームに向かう。
病院前で、タクシーに乗った。
義父の入る その有料老人ホームUは、
最寄駅から、徒歩圏内の所にある。
中規模位の施設である。
到着して、事務所をのぞくと
お電話では何度かお話した施設長さんが、出てきた。
「おとうさん!はじめまして。
よくきはりましたね!どうぞどうぞ!」
明るく挨拶しながら
笑顔の素敵な年配の女性がやってきた。
義父は、タクシーからおりて、立ったままの状態で
「よろしくお願いします。」
と、施設長さんに頭を下げた。
義父が、そんなことをするなんて珍しい
その施設長さんのことを気に入ったように見えた。
なんとなく、安心する。
施設のスタッフさんが
頼んでいた義父専用の新品の車椅子を
出してきてくれたので
義父をのせた。
「これから、お昼なんですよ。
おとうさん、皆さんと一緒の所に行きましょう!」
施設長さんは、まかせてくれといわんばかりに
義父を車椅子でつれていった。
その間、
夫は、事務所で詳しい話を聞く。
青猫は、届いている荷物を整理する。
という段取りになった。
青猫は、義父の個室へ案内される
すぐ1人になったので
届いた荷物の梱包を開けて、名前書きをして、
部屋に収納するのである。
案内された義父の部屋は6畳くらいで
シングルベッド、木製の洋服タンスと
物入れが設置されている。
小さな窓で、エアコンがついている。
がらんどうの部屋は、なんとなく冷たい印象。
昔、青猫が住んでいた学生寮の部屋みたいだな・・・。
部屋に届いているニトリのダンボール等
通販商品を開けてゆく。
明るめの寝具を選ん良かった。
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名前を書きながら、早速、部屋のベッドに
寝具たちを設置する。
うん、だんだん部屋がいい感じになってきたよ!!
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他の動物の種類もあってかわいいよ。
新品の義父の衣類に名前をつけて、
どんどん収納して行く。
「TVを置いた方が喜ぶだろうな~。」
と思いながら作業していると、
義父の隣の部屋から音がした。
「ウェアア・・・・アアアアア!!!」
お隣さんは、認知症らしい。
それは仕方ない。
そのあと、
声が聞こえた。
「もう、何言ってんの!!
まったく仕方ないわね!!
あ~、もう、。z、dlsこおjdfmdf・・・」
何だ、いまの?
罵倒っぽい声が聞こえましたが・・・・。
家族なんだろうか?
介護士さんなんだろうか?
よくわからないけど、
ちょっとキレたような
文句を言う声が聞こえてくる。
なんとなく、介護士さんが
1人で、キレて怒っているように、思えた。
ちょっと、この施設、
微妙かも・・・!?
世の中、優しい人ばかりではない。
ボケ老人に、文句を言いたくなることも
ある と思う
(プロとは思えないが)
言われている本人も、あまりわかっていなさそうだし。
かといって、
何でも言っていいワケじゃない。
ただ、思った。
初日から、これでは
思いやられる。
そして、それから引き続き、問題が起きるのである・・・・
続く。
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