有料老人ホーム入所 義父の憤激

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初めて施設にお世話になる義父。

 

決めたのは 有料老人ホームU。

 

前回のブログの続きです。

 

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義父の施設入所の際、

夫と青猫で付き添っております。

 

この施設、良い点と悪い点もある・・・。

詳細(前回)→義父の退院 身内の目線

 

 

もちろん、そんなことは世の常 

 

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しかし、どうしたものか・・・・

 

考えてあぐねていたら

 

隣の部屋から出て行く音。

すかさず、廊下をのぞくと

中年の女性介護士さんらしき後姿。

 

認知症であろう、隣の人のうめき声は時折、聞こえる。

 

 

音については、

耳の遠い義父だから大丈夫

と思いたい。

 

 

テレビ好きの義父は、大音量で視聴するので、

義父の方がウルサイ立場かもしれないしね・・・・。

 

 

本人が住まないと、施設の満足度なんてよくわからない。

 

義父の部屋の片づけが終わり、

義父宛てにかんたんな荷物についての説明の手紙を書いて

おやつを添えて棚の上に置いた。

 

やっぱり少しでも、快適な暮らしはしてほしい。

 

 

青猫が、ゴミを廊下でまとめていると

50代の気さくそうな男性の介護士さんから声をかけられた。

 

義父の持ち物について、いくつか質問すると

 

「足りないものは、ここの施設長さんは

大抵用意してくれるから、大丈夫なんですよ。

本当、ここの施設長さんは面倒見の良い方ですから!」

 

 

と、笑顔で話をしてくださる。

 

 

やっぱり良い所もあるんだな。

スタッフさんの個人の人柄に寄るところ大きいのか・・・・・。

 

 

そうしてるうちに、夫が来た。

 

事務所で契約書をかわすのに

青猫にもに来てほしい

と呼びに来た。

 

新しい義父の部屋を覗いた夫は、

 

ここが親父の部屋か。いいんじゃない?

テレビを置いたらもっといいね!」

 

と、満足げである。

 

青猫は、もうちょっと暖かそうな内装が

好みではあるけど、

 

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こんな暖炉のある部屋に住みたい。

 

 

あのゴミ屋敷に比べたら、

 

天国かもしれない

詳細→8年ぶりの義実家 ゴミ屋敷との遭遇

 

事務所では、新しいケアマネさんを紹介される。

 

50代くらいの女性である。お名前はBさん。

 

看護師さんも紹介された。

女性。70代くらいに見えた。

 

 

まあ、ありがちなことかもしれないけど

事前に頂いた、この施設のパンフレットは

 

こんな写真の表紙でした。

 

まあ、老人ホームの案内って、大体こんな感じのが多い。

(美人なモデル介護士さんと、元気そうなお年寄りの構図)

(しかしこの左のおばあちゃん、ハワイにでも行った様な顔色だな。

これは青猫のお絵かきが下手なんだよ。)

 

 

当然のことながら

表紙の 若くて美人な介護士さんは いない。

 

 

見渡す限り

ここの介護士さんは50代以上の方が多い。

ぶっちゃけ、60代が多いかもしれない・・・。

 

加えて、

 

明るい顔の方の割合が少ない。

 

笑顔なのは、

施設長さんと、さっき声かけてくれた中年介護士さんくらい・・・。

義母の施設とは、ちょっと感じが違っていて

 

 

老老介護

 

の香りがする。

 

しかし、人手不足の昨今だから

贅沢は言えない。

 

 

 

事務所で、施設の説明と契約書を交わす。

 

書類へ延々とサインする。

夫と手分けしたというのに

約1時間半かかった。

 

 

スタッフさんとの話で、

 

青猫は

 

「お義父さんは、たまに大声が出るけれど、

基本は穏やかな人で・・・。」

 

と、説明しかけた時、

 

 

テーブル下で、

夫に膝をつっつかれた。

 

 

・・・・どうやら、義父の問題行動について

「話すな」 と言うことらしい。

 

 

 

いずれ、バレるんだろうから 

言っといた方が

良いと思うけど・・・。

 

 

 

こうゆう所でも、夫婦の意見は分かれる。

 

 

事務所に施設長さんが戻って来た。

 

施設長さんは、義父に付き添っていてくれていたらしい。

 

昼食に、義父はカレーうどんを食べて、

いまはくつろいでいるという。

 

 

そして、みんなで義父のところに向かったのである。

 

義父は、テレビのある大部屋にいた。

 

テレビは時代劇だ。

沢山のご老人が、テレビを見ていた。

ほとんどの方が車椅子に乗っている。

 

中には、うとうとと寝ている方もいて、

皆、寡黙で、静かな空間である。

 

 

夫と青猫を見つけた義父は、突然キレだした!!

 

 

「なんやここ!?

昼食は カレーうどん というものだったわっ!!

あんなもん 初めて食べたわ!!

オレにあんな、初めての物食べさせよって!!」

 

 

カレーうどん、美味しいよ。

完食したんでしょ?お義父さん・・・。

 

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初めてなのは知らなかった。

でも、

義父はカレーも、うどんも好きなのに。

 

 

 

もう、こんなんで

大きな声、恥ずかしいよ!!

 

 

 

しかし、義父は止まらない。

 

 

「この車イスは、なんや!?

コレ、自分では動けないヤツや!!

こんなもんは安物や!!!

なんやこれは!?」

 

 

 

もう、ホンマ、勘弁してほしい・・・。

 

この新品の車椅子は施設に注文してもらった。

詳細→義父 有料老人ホームへの入所準備

 

おそらく、施設は脱走防止のために自走式ではないタイプを

選択したと思われる。

 

高級品じゃないけど

急ぐから、とりあえず手配したんだよ。

 

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こだわりがあるのなら、自分で選べばいいのに・・。

お金さえくれたらいつでも注文するよ!
 

 

おまけに、畳みかけてくる義父。

 

 

「なんでオレが、こんな

ボンヤリした人達の中に

いなければならんのや!?」

 

 

ちょっ、ソレ大声で言う!?

失礼だよ!!

 

 

もう、黙れ!!

 

 

そんなことを、皆さんの前で

大声で言うアンタの

メンタルの方がどうかしているよ・・・・!!

 

 

みんな、あっけにとられている。

 

新ケアマネBさんは、

かなり微妙な表情を受かべている・・・。

 

 

夫はというと、

最初の顔のまま

硬直している。

 

 

お義父さん、もうボロが出ちゃったね・・・。

 

おそらく、夫は、実父のこんな姿を

初めて目の当たりにした。

耳で聞くよりも、ショックだろうな。

実の親がこんなになったら、イヤだろうな・・。

 

 

義父を、何とかしないといけない。

 

ここは、誰かが止めなくてはいけない。

 

やっぱり、ワタシなのか?

 

 

仕方ないので話しかける。

 

 

「お義父さん、

病院は、ずっといられないんですよ。

ここは、急でも受け入れてくれました。

でも、お家に戻りたいのなら、すぐ言ってください。

ワタシが手配しますから。」

 

 

 

夫も、加勢してくれた。

 

 

「そうだよ。

家に戻りたくなったら、戻ればいいんや。

でも、調子が良くなるまでは、

ここにお世話になろう?」

 

 

 

義父が、黙り込んだ。

義実家に戻りたいとは言わなかった。

 

 

 

オトナな施設長さんが

 

「今日は初めてやしね。

お義父さん、疲れはったんですわ。

あとは、大丈夫だから、おまかせくださいな。」

 

と笑顔で言ってくれたので、帰ることにする。

 

 

 

なんか、色々難儀だ・・・・・。

 

こんな、ほぼ全員が揃っているだろう

この場所で、義父は、

しょっぱなから

 

大失礼スピーチ 

をかましてくれた。

 

 

第一印象は最悪である。

 

 

もう、義父がどんどん変になっている。

もともと、優しい性格なのに。

 

 

 

そして、帰り道

 

「結構時間が、かかるものなんだな・・・。

昼は、青ちゃんとごはんでも

しようと思ったのになあ。

もう子供達が帰る時間か・・。」

 

と、夫が疲れた顔で、つぶやいた。

 

 

もう、夫は、そっとしておくことにする。

 

 

その時、夫のスマホが鳴った。

 

着信は、近くの施設にいる義母からである。

「近くにいるのなら、おやつを買ってきてくれ。」

という義母らしい内容で、

夫は義母の施設に寄って帰るという。

 

 

時間のない青猫は、先に帰ることにした。

 

ショックを受けている夫と話すのに、

少し時間を空けた方がいい。

 

 

 

とりあえず、結論。

 

嫌な予感がする時、大変な時は、
メンバーは、2人以上いると良い。

 

なんか、いろいろ分け合えるから。

良いことも悪いことも。

 

しかし、予期しないことばかり起こる・・・・。

もっとお気楽に始めたこのブログ。

最近、冗談言う字数がない。

 

施設義父
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義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

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