義父の奇襲攻撃

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義父が特養に無事入居しました。

 

 

一週間は無事、過ごせました。

 

その間、

 

夫は特養に行き、

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義父の個室に届いた、この棚を組み立てに行った。

特に何も問題はなかったらしい。
それから、

 

 

 

ワタシと猫子も特養に顔を出し、

2人にお菓子を差し入れた。

嬉しそうにしていた。

 

 

 

ケアマネさんの話によると、

 

義父母は施設内で引き合わされた時、

夫婦喧嘩になることは、あったらしい。

でも、そんな時はすぐに引き離される。

 

そもそも、この特養はユニット型特養で

それぞれの個室があるし、義父母の住む階は別。

食事も階ごとに食堂があるので

望まなければ基本、顔を合わせないで済む。

 

 

それでも、夫婦。

義母は

「特養は、あまり話し相手がいない。」

とボヤいていたし、

この夫婦にとって、第三者の目がある施設は

大げんかの歯止めにはなるだろう。

階を挟んでも、同じ建物の中にいる。

 

 

この義父母にとって、

 

良い距離感だと思う。

 

 

8日目に知らせが来た。

 

午前中、

 

特養から青猫に

施設長さんからの電話が来る。

 

「おとうさんが、朝

騒ぎを起こしまして・・」

 

 

 

「えぇ?何が起きたんですか!?」

 

話によると、

 

入所してからの義父は

食事もとれていたし、特に具合の悪い様子もなかった。

(体は衰えているけど)

 

義母とのケンカ以外では、

特に激高することもなかったという。

 

 

しかし、

不満が出て来たらしい。

 

 

それは、

 

介護士さんによる真夜中の巡回

 

である。

 

 

特養という施設は、

一定の時間の中で、必ず入居者のチェックを

行うのが決まりらしい。

 

夜中も、介護士さんは

就寝中の入居者の部屋に入り、

入居者の様子を見に行く。

 

真夜中なのに、

非常にありがたい気遣いなのであるが、

 

これが、義父には慣れなかったらしい。

 

 

まぁ、寝ている時に戸が開くと

落ち着かないのはわかるんだけどね。

 

以前の老人ホームでは

「夜中に呼んでも来てくれない。」

と文句を言っていた義父なのに。

詳細→人形のホーム 無表情な人達

 

 

呼んでも来ないのは、困るし。

呼んでもいないのに、見に来るのは嫌なのか。

 

難しい。

 

 

そして、

この日の朝方、

 

様子を見に来た介護士さんに

このことで、

義父は、文句を言い出した。

 

 

その際、

トイレにでも行きたいと言ったのか

義父は介護士さんに車椅子に

乗せてもらったらしい。

 

 

 

その後、

義父は暴れ出した。

 

 

 

激高してわめきながら、

部屋のカーテンを引っ張った。

カーテンは、外れた。

 

 

 

びっくりした介護士さん。

部屋を飛び出した。

きっと他の介護士さんの応援を呼びに行った。

 

 

 

その間、義父は車椅子で

部屋を出て、

隣の方の部屋のドアを開けた。

 

 

「逃げろ!!殺されるぞ!!」

 

 

と、大声で叫んだ。

 

 

 

 

それから、個室の近くの台所に入り

 

 

複数の茶碗を床に叩きつけた!!

もちろん、そのうちのいくつかが割れた。

 

 

 

 

そして、義父は

個室の横に設置してあった消火器を

 

 

共用スペースである

食堂に、向けて

噴射したという・・・・・!!

 

 

 

 

 

「ええっ!あの車椅子の

お義父さんが、それを

全部やったんですか!?」

 

 

本来なら、一番に謝るところなのだろうが

ワタシは開口一番、そんなことを聞き返した。

 

 

 

それぐらい、不思議だった。

 

車いすにのっているだけでも、しんどそうな義父。

腰も曲り、いつも本当に

ゆっくり動いているのに。

 

義父の車椅子は、自走式じゃない。

もちろん、義父は、立って歩けない。

 

 

 

 

目の色が変わったり、

認知症が出たり、

急に怒り出すのは、

これまで見て来ているのだが

 

 

これだけの事を一気にできる力が

まだ、あったとは!!

ある意味、ワタシは介護をナメてかかっていたんだな・・・。

 

 

 

施設長さんも、

 

「私達もびっくりしました。

明け方で介護士も少なく、

お義父さんが部屋から出ても、止められなかったんです。

 

今、みんなで消火器の粉を清掃しているところです・・・。」

 

 

と、声に元気がない・・・。

(当たり前だ)

 

 

もう、こんな大迷惑をかけて

こっちも、倒れそうである・・・。

 

 

 

 

 

 

「申し訳ございません!!

こんなことは初めてで!!

今もお義父さんは、変なんでしょうか!?

今から行きます!!」

 

 

ワタシが希望を重ねて、

義父を特養に入れた結果が

コレである・・・。

 

もう、申し訳なさ しかない。

 

 

施設長さんは、

 

 

「いえ、おとうさんは、もう正気になっています。

『大変なことをしてしまった!』

と今は、反省しておられます。

おかあさんもいますし、来なくて大丈夫ですよ。

おとうさん、きっと今は、青猫さんに会いづらいと

思いますし・・・。」

 

 

 

 

「ああ~、でも!!

入居させてもらったばかりなのに・・!!

弁償の被害をさせて下さい!!

備品や消火器代も!!

割った食器類も、お義父さんの新しい食器を

差し上げても構わないですし、

詳細→義父の状態 介護用食器

ご希望のものを、ワタシが買いに

行きますので!!

 

あと、こんなに暴れるのなら

今後そちらにお世話になることも

難しいでしょうか?

精神病院でも、探したほうが良いのでしょうか?」

 

 

 

もう青猫も、

大パニック である。

 

 

 

そんな青猫に、

施設長さんは

「損害分の弁償さえして頂いたら大丈夫なので。」

と優しく言って下さる。

 

近日中に、

特養へ様子を見に行くことを伝えて

電話は終わった。

 

 

来るべき時が来たのか?

 

なんというのか

 

気分としては

 

もう情けない。

 

認知症だから仕方ないんだろうけど

 

盛大にご迷惑をおかけしたから、

やっぱり 情けない。

 

これが実の親なら、もっと情けない気持ちに

なるんだろうな。

 

 

もちろん

現場の、施設の介護士さんの

御苦労に比べたら

こんな気持ちは、

全然大したことはナイ。

 

 

 

そして、実感した。

 

男性が老いる ということは、こんなに大変なものなのか・・!

 

ということを。

 

 

いや、ヒトによるんだろうけど。

女性でも暴れる人はいるのだろうし。

(ただ、力の差はあると思う。)

 

 

ワタシの祖父たちは、ぽっくり亡くなった。

祖母たちは、晩年も大人しく過ごしてくれた。

 

あの義母ですら

年を取った最近は、迫力が

かなり減った。

(義母は、厚かましいし口も達者だけど、暴力はふらない。)

 

 

しかし、

 

一番、体が不自由で、

温厚そうに見えた義父の

ここにきての大暴れ。

 

 

消火器噴射とは、

青猫の中学時代のバカヤンキーと

同じレベルである・・!

 

 

しかも

 

あの新築の施設を、

粉だらけにしたなんて・・・!!

 

 

色々改めて、想像すると

 

ヒトに迷惑をかけるのが嫌いなワタシは

 

やっぱり特養のスタッフさん達に

申し訳なさ過ぎて、

 

苦しい。

 

 

 

 

もちろん、この現時点で

この件は終わっているのですが

 

 

思い出して、

ブログを書いている

今ですら、苦しくなってきた・・。

 

 

なので、

今日、書くのは、ここでおしまい。

中途半端ですみません。

 

 

施設義父
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義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

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