前回はゴミ屋敷に行きましたが、
やはり人が亡くなると、その後も
忙しない。
葬儀代の請求書がきました。
合計で120万円程。
小さな葬儀の割にはやや高めですが
相場といったところ。
場所も良く、内容もそつのない葬儀社だったので、何の不満もありません。
これは、義母の預金を預かっている義妹が
支払いに行くと聞いています。
また、施設の義母の様子を見に行きましたが
「このじいさんの写真、大きいねん。
もっと小さいのでええわ。」
と、部屋に置かれた遺影について文句をつけてる。
怒っている様に、見えるもんね。
(良心の呵責?)
「あと、じいさんのお骨、いつお墓に入れるんや?
四十九日が終わった頃がええな。
お墓の人に連絡しといてや。」
と、淡々としている。
「・・・」
(まだ亡くなったばかりなのにな)
「そんな言わんと、しばらく一緒に過ごせよ。」
「色々置いたら嵩張るねん。
介護士さんも気を使うしな。
置いておいても、いいことないねん。
じいさん、夢にも出てこないし。
この大きい写真は、お前達の家にでも
飾っておけばええよ。」
ええ~!(引)
わかっていたけど、やっぱり義母は、
こうゆう人。
情緒がない。
しかもお義母さん、
お義父さんが亡くなってから
非常に、元気になった様な気がする。
しかし
ウチは仏壇もないし
ワタシも、この義父の写真は好きじゃないなあ。
「ええ加減にしろや!
夫婦やろ!?そんなん言わんと
置いておけや!」
横で、夫が怒り出す。
この親子は、いっつもこんな調子なのだ。
まあ、ワタシから見ても
義母は、
(これでもおとなしくなったのだけど)
根本的に
かわいくなく、
性格が悪い。
家問題
義母に
「お義父さんの遺書は、見つからなかった」と
伝えました。
「お義母さんが、あのお家を引き継ぐ形で
大丈夫なんですよね?」
夫が聞かないので、一応義母に聞いてみた。
誰もあの家は、欲しがっていません。
「まあ、いずれは処分せなならんだろうけどな・・。」
今後の施設代が足りなくなった時に
処分しようという話で、この場は終了した。
問題があるとすれば、
処分費用の方が
かかりそうなこと!
(ゴミ屋敷って辛い!!)
義実家の財産状況
義実家は、裕福ではない。
しかし、現役世代からすると
恵まれた世代ではある。
ざっと
・ゴミ屋敷
・義母名義の預金の数百万円(義妹が預かっている。)
・お義父さんから預かった通帳。残高数十万。
(お義父さんの名義の通帳はワタシが持っている。
義実家の税金、維持費やら保険料は、ここから出している。)
の以上である。
お義父さんの預金は、
夫に頼まれたので
お葬式の後に銀行から引き落とした。
「お金、下ろしたよ。
もうお義父さんも亡くなったし、ワタシがお金の管理を
することもないから渡すね。」
(介護したくない)
「しばらく青ちゃんが持っていてよ。
そんなに大した金額でもないし。」
(面倒くさい)
夫は、お金に無頓着なのだ。
(良い意味でも悪い意味でも!)
「相続の話し合いとかしてるの?
ただ、これからも施設費用はかかるし、
今は遺産分けとかしなくても良いんじゃないかな?」
一応、提案として言っておいた。
ワタシとしては、
中途半端に夫が相続して、
後に義母から
「だから費用が足りなくなった」
と言われても困る。
義兄のこともあるし・・・。
そもそも、義実家の財産には期待してない。
「分けるほどの金額でもないからな・・・。」
と、夫婦で話していた。
本当は、
お葬式の顔を合わせている時に、
身内でそうゆう話を済ませてくれたら
助かるのだが。
数日後
「あの・・妹とモメました。」
「ええ~~~!?」
(兄妹仲良く介護をしてほしかったのに!!)
一体何が?
どうやら義妹が
「お葬式代、お義父さんの貯金から払っといて。」
と、急に言い出したらしい。
夫は
「そんなにあるか!!
そもそも、おふくろの預金から払う約束やろ!?」
と、メールを返した。
そうゆう話だったので、当然である。
「でも、お義父さんの施設代を
こっちが払って来たから、余った年金があるはずや。
とにかく通帳を集めて分けないと!!」
(施設代は数か月分。
そもそも、その前に義父の少ない年金から義母の施設代を
払っていたのだ。
しかも、義母の預金は大体が義父から盗んだお金である。)
「もう、オカンに聞くわ!
オマエとも話したくないわ!!」
と、なったらしい。
(夫は短気です。)
ふむふむ
お葬式の間、夫が甘い顔見せたもんだから、
義母も義妹も、調子にのりやがったか。
お葬式代、きっと思うよりも高かったんだろうな。
こんなことになるのなら
見栄を張らず
小さい家族葬でも良かったのに。
だけど、義母が
「私が払うし、ちゃんとした葬式にして。」
と夫に言ったらしい。
だから夫も
駅近くのお高めの葬祭場にしたのだ。
一番高いお食事も選んだ。
お香典は頂いたけど、人数は少ないし
半返しの香典返しも
控えている。
まあ、それは想定内だからいいんだけど・・・
義妹!!
アンタ、一銭も払わずに
飲み食いしておいて
よく、そーゆうことをぬけぬけと
言えたもんだな!?
どんだけこっちに
負担をかけることしか
考えていないのか。
舐めやがって。
こうゆうところが
母娘そろって、ほんと性格が悪い!!
夫に言う。
「理論上、夫婦のお金だからね。
お葬式の金額には足りないけど、払ってもいいんじゃない?
ただ、
これからも介護費用や
家の維持費等はかかるから
全てのお金の管理を、
義妹さんにまかせましょうか?」
「アイツに、そんなの任せれないよ!
葬式代は、オカンに払わせる!!」
「そうだとしても、相続問題があるよ。
遺書がないから、
法定相続をするのなら、
家の不動産価値と全ての預金額を合計して
その1/2がお義母さん、
あとはあなたたち兄弟で1/3ずつになるのかな。
お互い話し合って決めるパターンもあるけど。」
「妹が何もしていないくせに
権利ばかりを主張するのが
本当に、腹が立つわ!!」
やっと、わかったか。
「でも、その前に!!
相続をするなら、
ワタシも権利を主張させてもらうからね。」
「えぇ?相続は実子だけだよね?」
「それが最近、法律が出来たからね。
介護をしていたら
嫁でも寄与料の請求ができるの。
あとワタシは、
これまでかかった経費を
一区切りとして、欲しいな。
家計に大きな穴をあけているし。
色々手伝って
かかった経費まで無視されるのはちょっとね。
全くお金のない家ならあきらめるけど、
そうでもなさそうだし。」
「今まで、いくら位かかったの?」
それから
ワタシは
これまで介護に使ったレシートと
交通費を計算した。
ホントは家にあったものも随分介護に使ったし、
夫の経費は入れてないけど
(夫は、そんなレシートとか取っておかないから)
総額50万円の金額を計上した。
「50万!親父の金から渡すよ。」
封筒の中のお金からもらった。
「確かに。家計に戻すからね。
あ、義妹さんが文句とか言ってきたら
レシートとワタシの介護記録をきちんと
開示しますので。」
「そんなの、書いていたんだ。」
本当はブログも書いているんだけどね。
「介護記録は、ワタシの状況やワタシの気持ちも
メモしてるから、見てあまり気持ちの良いものじゃ
ないかもね。」
「しかし、ここまで、こっちがしてたっていうのに・・!
オカンも妹も、一体何なんだろうな・・・!?」
請求に成功
本当に高いのは人件費なのだが
経費を回収できたので、
ワタシとしては、ひとまずはOK
夫も、義母と義妹の本性にやっと気づいてきた
みたいだし。
しかし、夫も、義実家の人達も
ホントは、
葬式費用や遺産分けだの
言う前にこっちの経費を先に
気にすべきと思うのだが。
肉親だと、かかった費用に余計に無頓着になるのかな。
なんだかなあ。
チリも積もれば山となる。
「介護をした方は
ちゃんとかかったお金や労力を
主張した方がいいよ!
法律もできたから!!」
あと、これを読んで
もし身内に介護をしてる人がいたのなら
その経費についても
ぜひ気にかけてあげて欲しいです。
夫も含め、そんな方がいたら
好感度、爆上がりなんだけどな。
コメント