旅行（２）

さてさて、無事に四国の飛行場へ到着しました。

あっさり書いていますが、この時点でも
ちょっと緊張していたりします。

義母は飛行機が苦手なんだそうです。

ワタシはワタシで子供を連れて飛行機に乗るのは、

ちょっと気を使います。

長女は乗り物酔いすることがあるし、

下の子は発達障害があり、あまりおとなしいタイプではありません。

でも、関西から四国です。
距離が近いのですぐつきます。

そして、飛行機が到着して、

事前の打ち合わせで、飛行場の方が義父の車いすをスタンバイしてくれていました。

それに乗り込む義父。

よろよろと歩き出す義母。

ふと、

臭いました。

おしっこ臭い・・・？

私は鼻が結構効くのです。

集中して、臭いの元を推測すると

義母のおしりの辺りから匂ってきます・・・・。

飛行機が苦手な義母・・・。

ショックで漏らしたのでしょうか！？

気づいたのは私だけです。

周りに子供達もいるので

「お疲れ様でした」

と義母に、平常心で話しかけました。

「なんか、たらたらっと、漏らしてしまったわ」

なんでもない顔で言い放ち、そのまま歩く義母。

これは・・！どうしようか反応に困る・・・。

（今思えば、義母がこうゆうところに無頓着

になっているのはちょっと違和感が。兆しだったんでしょうか。）

「トイレにいって着替えた方がいいですね。」

と誰にも聞こえないように義母に言いました。

うなづく義母。

そしてトイレに直行。

しかし、義母はトイレの個室の中に

はいったままなかなか出てこない・・！

みんな待っています。

特にイラッチ（せっかち）の夫が「まだ～？」とか言ってる。(~_~;)

女子トイレに入った義母にノックして

「大丈夫ですか？」と話しかけました。

そして、しばらくしたら出てきました。

出てきた義母を見ると、

どうも着替えていないみたい。
同じズボンだもの。

しかもおしりの辺りに

黄色いものがついている・・・・・！

私の視線に気付いたのでしょう。

義母「なんかついている？」

私「ちょっとだけ。ふいた方がいいですね・・。」

持っていた濡れおしぼりでふいてあげます。

やっぱり　便　でした・・・。

ゆるい便がついている。

いきなりの大便にひるむワタシ。

義母の体に何が起こったか！？

なんか、義父より義母の方が大変かも・・・・(-_-;)　

空港に、四国の親戚が義両親を車で迎えに来ることになっています。

きっと親戚のお家でお話でもするのでしょう。

私「お邪魔する前に着替えた方がいいですよね？」

（さすがにう〇ちの付いていたズボンだと失礼だろう・・）

と義母に聞いたら

義母「〇子（親戚の方）にやってもらうからいいわ～。」

と歩き出します・・。

ええ・・・いくら親戚ったって

久しぶりに会う親戚にシモの処理でも

頼むものなのか・・・？

この義母のあっけらかんとした態度。

おかしくない！？

さんざん待った夫が

「おっそいな～」

と言いながら文句を言ってます。

子供達は松山空港のみかんのオブジェを見て喜んでいる・・・。

（色々事情があるんだよ・・・！！）

言葉を飲み込み、

すぐに空港にむかえにきた親戚の〇子さんに挨拶し、

義両親は車に乗り込もうとしました。

私は自分の鞄に新聞があったことを思い出し、

義母に差し出して

「これ、敷くのに使ってください」

とそっと言いました。

義母も受け取り、乗る前に座席の所に新聞をおいて
座りました。

何も知らない夫が

「何、新聞渡してんねん～！？」

とツッコミを入れてきます・・・。

五月蠅い（うるさい）

心の叫びです。

後に義両親達とは合流する予定ですが

今回のホテルにまでは別行動です。

義両親達は車にのって去っていきました。

夫に義母とのいきさつを話します。

子供達には、聞こえないように。

夫「ええ？おふくろ紙パンツとか、はいてないの？」

私「普通の下着だと思うよ。飛行機が苦手だから

お腹がびっくりしたのでは？」

話を聞けば、

義母はこれまで、たまに失禁することがあったらしい。

もっと早くに言えよ！！！

旅行（３）に続きます。