前回、有料老人ホームの義父を
少しでも早く
義母の特養に入れようと
心に決めた青猫です。
さっさと動くことにします!!
なんたって、特養の枠は少ないので。
いくら、まだ周知度の低い施設でも、
待機人数は増えてゆくだろう。
お義母さんも入所できたし、
スタッフさんとも顔見知りになれた。
お義父さんの認知症も進む前に
できるだけ早く!!
特養の施設長さんに待機人数を聞くと
「数人、話が出ています。」
とのこと。
しかし、先着順ではなく
空きが出るたびに、優先度を検討し、
施設の会議で決めてゆくのだそうです。
「お義母さんが入所しましたし、
ご夫婦だと入居の優先度はあがりますよ。」
と言ってくれた!!
嬉しい。
義母の所に、義父の入所の話をしに向かいました。
義母の反応
「じいさんが、ここに?
どっちでもええわ。
じいさんの所、あかんの?」
相変わらず、義父の事は、どうでもよさそうな義母である。
施設に入所し、義母はとても元気になった。
よっぽど施設が快適らしい。
ここの特養が一番だと思うんですよ。
お義父さんのところは日本人形とかあって
ワタシはあんまり・・・。
青猫の理由に、義母は苦笑い。
まあ、日本人形を飾ってるだけじゃ理由にならないよね。
夜中に動き回ってたら、みんな逃げ出すだろうけど。
今度は、その足で義父の有料老人ホームに行く。
義父の部屋で二人きりになって、切り出した。
認定調査で要介護3が出たら、お義母さんの特養に
申し込みませんか?空室待ちにはなると思うんですけども・・・
(実際には、紙に書いて聞いている)
「ここよりええ所ならいいけどな。」
この日の義父は、機嫌が良かった。
新しくてキレイな所なんですよ^-^
雰囲気も明るいので、ワタシは好きです。
それにお義母さんと一緒の方が安心ですよね?
施設に入って、義母の事が心配かと思ったのだが
「アイツのことはどうでもええわ。
どうしようもないヤツやからな。」
こともなげに言う。
うーん、やっぱりこの夫婦関係は微妙。
しかし、こんな感じだと
「夫婦一緒にさせてあげたい♥」
を理由にしたいワタシとしては、困るなあ・・・。
お義父さん、
入所することになったらお義母さんとお部屋は別です。
建物内で、たまに会う形で暮らすことも可能です。
とりあえず、人気の所なので申込みだけでもしてみますね。
入居できるようになったら、また考えましょう。
なんとか、話を収めた。
それから事務所の義父のケアマネさんの所に向かった。
この有料老人ホームに一人だけいる
ケアマネさんである。
この方、ちょっとぶっきらぼうな女性の方です。
事務所におられたので、
を失礼のないように切り出してみる。
ところがだ!!
「いや、認定調査というのは好きな時期に
できるものじゃないんですよ。
要介護3が出る保証もないし。」
あきれたような顔で、切り捨てられた。
まさかの拒否!!
「でも、入所前に入院していた病院でも
要介護3は取れそうだから、認定調査をした方が良いと
お医者さん達と話をしていた位なんです。
今の様子だと、今後夫婦一緒に過ごすなんてことは
できないと思うので、ご協力いただけると助かります。」
食い下がる。
「でもお義父さん、いつもお義母さんの悪口言ってますよ?」
まさか、そこを突いてくるとは!
お義父さん、余計なことを・・・!
「それは・・以前からお互いツッコミしあうような夫婦関係で・・・。」
説得力が・・。
ケアマネさんは続ける。
「施設で、いずれ認定調査をする時期が来るので、
要介護3が出てから、考えたらどうですか。」
このケアマネさんは、真摯に話を聞いてくれてるとは思えない。
下手にまかせたら、要介護3だって取れなさそうだよ?
待機人数のことを考えたら、急いでほしいのに。
「・・・そうですね。要介護3がとれたらと思います。
実は申し上げにくいのですが
義両親は、あまり預金がなくて。
特養の施設代だと、私達も助かるんです。
先の事も考えると、不安になってしまって・・・。
今後お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。」
情けないけれど、
ぶっちゃけた理由を言って
ここは、切り上げた。
この有料老人ホームに義父が
お世話になっている以上、ケンカはできない。
しかし、このケアマネさん、これまでのケアマネさんと全然違う。
やっぱり、この施設はなんか変だよ。
お義父さんを、退所させない気だな。こりゃ。
今までが、ケアマネさん達に恵まれていたんだなあ・・・。
介護関係の方は、みんないい人ばかりだと思っていたけど、
ここは様子が違うよ。
やっぱり、義父をここから出さないとダメだ!!
また、特養に引き返す!!
特養と有料老人ホームは、同じ駅だけど結構離れている。
また現れた青猫に、施設長さんは驚いた顔をした。
そして、ワタシは
特養の施設長さんに、
以上の有料老人ホームの
ケアマネさんについて報告をする。
特養施設長さんは
「いや・・そんな対応は普通ないのですが、
あまり協力的ではないんですね。困りましたね。」
と、微妙な顔になる。
このまま、今のケアマネさんが動かなかったら
以前の義父のケアマネKさんに相談してみようと
いうことになった。
実は、前に前任のケアマネさんにお願いしたていたから引き受けてくれるかも?
特養施設長さんと話をする。
「こういった出来事もそうですが、正直、義父の施設が、
ワタシは好きじゃないんです。初日から後悔した位で・・・。」
入所者を罵倒する介護士さんがいること。
雰囲気が好きではないこと。
毎月かかる費用も上乗せが多く、年金額を超えてしまうこと。
日本人形やヤンキーのことは言わなかったけど、
そんなことを伝えた。
すると、施設長さんは、特養の申込書を差し出してくれました。
義母の時と同じ書式のものです。
「要介護3取得前なので、渡すのが早いのですが。
とりあえず申込みが早くできるように渡しておきますね。
取得前でも預かること位はできますから。」
おお!うれしい!
まだ未解決だけど、その気持ちが嬉しいよ!!
それから、義母の部屋に直行する!
「青ちゃん、また来たん!どうしたん!?」
お義父さんの書類を書くので、テーブル貸してください!!
頂いたばかりの書類を、即効記入する!!
(ワタシは、ペンと印鑑を持ち歩いているんだよ。)
ワタシは子供達のこともあるので、
好きな時間に動けない。
書けるときに書く!!
仕上げた申込用紙を
帰り際に施設長さんに託した。
「ええ!?もう書いたんですか!?」
施設長さんに、笑われた。
なんてせっかちな奴だと思われただろうけど、
気合いは伝わった様である。
そう、早いことは良い。
思い立ったら吉日。
つまらない話が、長くなったけど
これをご覧の皆様に強調したいんだ。
いつも、のんびりな性格の青猫なんだけど、
ってことを。
誰かにものを頼むのでも、
コミュニケーションをとるにも。
特に年配の人っていうのは、常に変化する。
自分の手で介護ができないのなら、
お願い位は、しっかりしたい。
スムーズにいかないこともあるけども、
助けてくれる人も多い。
後悔がない様にしたい。
そして、これを書いている今だって世間の状況は
どんどん変わっているから。
そして、今回動いた甲斐があったのか
次回、話が進みます。
とても、胸をはるような優雅な介護を
してるわけじゃないんだけども、
成功談も聞いてほしいんだ。