義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

夫への宣言  The last straw

お通夜からお葬式にかけて

事細かく義妹たちに対して

 

 

心中で、連続で毒づいていた青猫。

(ワタシは小姑化しているのかもしれない。)

 

 

 

とにかく義母と義妹に対して

湧き出る嫌悪感が止まらない。

 

 

彼女らだって

ちょっと泣いたりもしていて、

別に普通の人間だ。

 

 

納棺の時には

 

 

義母が、一番最後に

 

「じいさん、ストローでしか水飲まれへんって

言ってたからな・・。」

 

 

と、義父の顔の横に

持ち込んだストローを挿してあげていた。

 

 

そう、悪い人ではないのだ。

 

 

が、

 

 

ワタシには

 

 

ダッセェことすんなよ!

 

 

としか、思わない。

 

 

 

 

優しい義母だったら、

こんな些細なことは気にならないんだろう。

 

 

 

でも義父は、

ちょっと前までコップで飲み物を飲んでいて、

特に

ストロー好きだったわけじゃない。

 

 

 

やっと苦しみから解き放たれた義父に

とってつけたようなストロー?

 

 

 

愛用品と美しい花で満杯になった棺の

 

その中で眠るおだやかな義父の顔の

横に突き刺された

プラスチックストロー。

(しかもそこに飲み物はない。)

 

 

 

それが、妙に間抜けに見えた。

 

冒涜だと思った。

 

 

亡くなってから、変なベクトルで

義父に気遣っているのが

反吐が出そうな位、嫌なんだ。

 

 

こんな些細なことを、グチグチと

ブログに書く位に

ワタシは、神経質になったらしい。

 

英語では、「我慢の限界」のことを「 the last straw」と言う。まさに、そのストローは、ワタシの我慢の限界だった。

 

正直、ワタシも複雑だ。

 

ワタシは、義父の良い所を思い出すと

今でもすぐに泣けてくるのだけど、

 

数々の騒動もあったので

亡くなって

ほっとした部分も

確かにある。

 

様変わりした義父には閉口していたし、困っていた。

 

他人様にも迷惑をかけたから

重い荷物をおろしたような気分にはなった。

 

それが続いていたら、

ワタシは義父のことを憎む時が来たかもしれない。

 

何でもフォローできるほど

ワタシは、義父に恩を感じてはいなかったし

自分も、その器を持っていなかった。

 

 

でも、やっぱり思うんだ。

 

義父は、良い人間で、

亡くなる前に、

もうちょっと幸せな気分を味わって

欲しかったって。

 

 

他人の人生を、

「不幸だった」と決めつけるほど

ワタシは愚かではないけれど

 

 

ただ、

 

一番近い家族が、

義父に対して

優しくなかったのが

本当に残念なんだ。

 

 

 

それなのに

 

義父に優しくなかった義妹でも

大事な家族はいる。

 

 

義妹は、自分の一歳の孫を

可愛がっているのだけど

 

その一歳の赤ちゃん(女の子)は

 

初めて会った猫太に夢中で、追いかけてくる。

 

ワタシの息子の猫太は自閉症であるが、

赤ちゃんも認める美形である。(親バカ)

 

 

葬儀の間、

 

「あやす時、猫太君の顔を見せたらいいね!」

 

 

と、赤ちゃんがグズるたびに、猫太の前に連れてくる。

 

 

 

てめぇ、

お年玉も渡していない甥(の顔)を

利用するんじゃねーよ!!

 

 

猫太は正直、赤ちゃん好きでもないのだが

緊張していたのか、愛想よくしていた。

その横で、猫子が赤ちゃんの相手をしていた。

 

 

義妹は

もともと三浦春馬君や早乙女太一君おっかけの

美少年好きなので、何かと猫太にからんでくる。

 

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惜しい人を亡くしたもんだ。

 

 

え?何にせよ。

可愛がられることは、

ありがたいことだって!?

(たまに青猫は世間の一部の声の空耳が聞こえる。)

 

 

悪いけど、義妹は除外!!

 

 

 

むしろ眼福を分けたくない!!

見るな!利用するな!

見るのなら

美少年ホスト代を払え!!

 

 

なんて無茶なんだと思われるだろうが、

それぐらい義妹が嫌いって事!

 

 

夫は、葬儀中もずっと落ち着いていた。

いつもどおり、マイペースに

人当り良く、対応していた。

 

青猫の様子にも気づいていたんだろうけど

何も言わなかった。

 

その他の親戚達や

義母や義妹にも愛想良く、普通に接していた。

 

 

 

そう、問題は起きない。

 

 

もちろん、それで十分なのだ。

あれだけケンカしていた義妹とも

あっさりと、この夫はつき合えるのだ。

 

 

なんてさっぱりしてるんだろう!

 

 

むしろ、この人が

義母の介護にふさわしいのじゃ

なかろうか?

(義妹と、やっていけそうだもん)

 

 

ワタシより、

もっと立派な人がいるじゃないの。

 

 

 

宣言する

 

お葬式後に帰宅した夜、

 

「色々ありがとうね。

親父は青ちゃんに感謝していると思うよ。」

 

夫が珍しくお礼を言ってきた。

 

 

 

 

「いや、いいんだよ。

ワタシは、お義父さんのことが好きだったからね。

 

でも

ちょっと思ったことがあって。

 

ワタシはちょっと

介護に出しゃばりすぎたなって

反省した。」

 

 

 

「そんなことないよ。俺は助かったよ。」

 

 

 

「夫さんも○○さん(義妹)も、今回の事で

ヒトが急に亡くなってしまうことが、実感できたと思うんだ。

 

ワタシも、お義父さんが亡くなった時、

傍にいたのが息子の夫さんで、

本当に良かったと、神様に感謝したよ。

 

 

もちろんこれから手伝いは続けるけど、

今後、お義母さんの介護は、

実子の二人にまかせることにするよ。」

 

 

 

 

「アイツ(義妹)は

アテにならないままなんだけど・・・。」

 

 

 

 

「いやいや、さすがに今後は

ちゃんとするでしょ!?(知らんけど)

 

ワタシが動いたら便利なんだろうけど

お義母さんだって、

できたら自分の子に会いたいし

色々頼みやすいと思うよ。

色んなことも、自分の子に決めて欲しいんだよ。

 

こんなご時世だから、

会える機会は貴重だしね。

 

ワタシが積極的にしたら、

その機会を奪っちゃうでしょう?

 

親孝行しないと、

あなたたち兄妹は、

地獄行きになるかもしれないからね?

 

 

 

「なんか青ちゃん、

細木 数子みたいなことを言うなぁ・・・」

 

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そうかもしれない。

 

 

「なんだかんだいっても○○さん(義妹)とは

実の兄妹だからね。

今回のお葬式は、普通に仲良く見えたよ。

話とかできて良かったんじゃない?」

 

 

ちょっとイヤミっぽかったかな。

 

 

 

「いや・・・俺までアイツのことを

無視するワケにもいかんでしょ?

葬式だって、無事に終えたかったし。」

 

 

 

「それでいいんだよ!!

ワタシにはそれができなくて、申し訳なかったけど。

 

お義母さんと義妹さんは仲が良いし、

ワタシは「お義父さん係」だったから、その分引いてみるってだけだよ。

 

お義母さんは、施設暮らしを満足していない

みたいだし、ワタシが今後、細かな意向を聞くのは役不足だよ。

もちろん、夫さんが苦手なことは、手伝うからね!

あ、明日もお義父さんの部屋の片付けは

手伝うからね。」

 

(忌引きの休みの間に、特養の義父の部屋を整理することになりました。)

 

 

 

「アイツ・・・

青ちゃんのこと、完全に怒らしてしまったなあ。

おふくろだって結局何しても

文句ばかりなんだよ・・・。」

 

 

 

もう、どうでもいいよ。

 

夫は、義妹がすぐ介護放棄宣してなければと

嘆くのだが、

 

 

もともとワタシは義妹のこと

前から好きじゃなかったから

そもそも性格が合わないんだよ。

 

 

正直、この義母と義妹からは

昔からやんわりと、

いじめられた思い出もあるし♥

(夫は、ワタシが義母の事が嫌いなことを、知っております。)

 

 

 

でも、

そんなにあからさまなイジメではなかったし、

夫の母上でもあるから

義母の介護に関しては、今後も手伝いは

しようと思う。

(一応、ワタシは年配者に対しての敬意はあるんだ。)

義父ほどには、訪ねないけど。

 

 

ただ、

義妹は、

もうどうでもいい。

 

 

頼られたくないし、頼らない。

 

 

ワタシは、自分のスマホの

義妹の連絡先を全て削除した。

 

 

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しかし義母と義妹は似ているけど

ホントに仲が良いかどうかは微妙。

この本も母娘関係を考えさせられた話。

 

 

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