一人暮らしを満喫中の義父です。
まあ、満喫中と言ったら
すごく楽しんでいるみたいですね。
多少語弊があったかもしれません。すいません。
正直、義父は老化も進んでおりますので
体の具合が絶好調というワケではありません。
しかしですよ。
義父の大好きな暑い季節がやってきました!!
義父にとってエアコンは敵!!
生粋の夏男です!!(夏生まれ)
使う冷房器具は扇風機です。
アイスクリームが大好き!!
暑くなると、行動的になります。
気分も開放的になります!!
俺最高!!やっほー!
・・・・と、そこまでは行くわけはない。すいません。
年末に義母が倒れ、入院したので
義父の一人暮らしは、急に始まりました。
当初、義父は
「誰も来ない」
「食べ物もない」
と近所の人に嘆いていたらしいのです。
(近所の人から聞いた)
しかし、青猫は来ていたんだけど・・・
近所の方も「ちゃんと来てくれてるのにね・・・。」とフォローしてくれましたが。
・・・・どうも義父の中では、
ワタシは数にカウントされていないらしい
来ても来なくても0なら、行かなくてもいいのかな。
実の子供達は相変わらず義実家には行きません。
もともとゴミ屋敷だったから、
来客自体が極端に少ない家だったらしい。
それでも夫は、月に1回義実家まで迎えに行って、(家の前まで)
義父の病院に付き添っているし、
私達家族もたまに行くし、
他の孫も義実家に顔を出すこともまれにあるらしい。
義妹はしらんけど。
この状態を義父が望んでいるかは知りませんが、
半年経つと、状態は様変わりしました。
・毎日1回宅配されるお弁当(お昼前)
・週3回のヘルパーさん(1回、1時間位)
・週2回の看護師さん
・週2回のデイサービス
・週1回の生協の宅配
・週1、2回、4時間位ゴミ掃除にくる青猫
・たまにくるケアマネDさん
・近所の人も義父の所に様子を見にくることがある(義父が呼び出すことも有る)
結構、人が来る家になってきたよ。
いや、毎日来てるよ。すごいな。
義父は普段、大音量でテレビを見るのが日課です。
かんたんな自炊もします。
困ったことはヘルパーさん等に頼めるし、
部屋の中には食べ物も沢山あります。
いつも義父は青猫の買ってきた大量のお菓子やアイスを
おいしそうに食べています。
季節も夏に近づいて、義父もだんだん陽気になってきました。
いや、陽気というより
饒舌になってきました。
たまに、お弁当がまずいだの、デイサービスには足が痛くて行きたくないと
文句をいう義父ですが、結構なじんできている。
前は玄関にお弁当を置いていた宅配弁当の方も
いつのまにか、家に上がり、
食卓までお弁当を設置するまでになってきている。
(これはひとえに宅配の方の優しさが実った結果と思われます。)
慣れもあるけど、
ゴミ屋敷からまともな家に近づくことにより、
義父も、家に人が入るのに抵抗がなくなってきた
様に思います。
まあ、ワタシの目から見ても、義実家まだモノは多くて
細かな所は汚いんですけどね。
しかし、身動きは取れるようになってきたのは大きい。
じつはまだちょっと臭かったりするけど・・・
(カーペットを全部変えたい)
義父も近所の人に洗濯物の取り込みを頼んだりすることも
あるらしいです。(近所の人から聞いた)
いや、お義父さん、結構ね、
他人様に披露するには、まだキテいるけどね。この家・・・。
(1階を優先に掃除しているので2階は、手つかず部分が多い)
自分のせいじゃないけど、
恥ずかしいよ・・。
しかし、青猫としては、
自分一人だけに依存される時代は
過ぎ去ったので、そこは本当にありがたい。
しかし、この環境のせいなのか
優しい聞き手が増えたせいなのか
義父の困ったところが出てきました・・・。
だんだんと、義父が、
「俺様」
になってきたのです・・・・!!
きっかけは「賞状」だった。
義父の部屋には、昔、会社から表彰された1枚の
「賞状」があります。
額縁にも入っておらず、たぶんずっと前から
部屋で放置されていた「状態の良くない賞状」です。
(ちょっと丸くなっている。結構汚い)
これは義父の会社では
「頑張った人にしかもらえない貴重な賞状」
であったらしい。
以前、優しいヘルパーさんがその賞状を見て
とても感心してくれたらしいのです。
まあ、
普通、他人の賞状見せられたらそんな感じですよね。
あまり気の利かない青猫だって、見る機会があったら相槌うつなあ。
とりあえず、
「すごいですね」
「がんばったんですね」
笑顔でそれを言うのが普通。たぶん。
しかし、義父にとっては思いの外、嬉しかったと思われる。
ちなみにそれを最初に褒めてくれたのが
義父好みの「はきはきした綺麗なヘルパーさん」だった。
義母は、あまり他人を褒めない人。
いや、義実家全員そんなところがある。
きっと、新鮮だったんだろうな。
往々にして、人は褒められるのが嬉しいもんです。
好みの人からだったら、有頂天。
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まあ、わかる。褒られるというのはステキな事。
青猫も褒められるのは大好きだな(笑)
それ以来、少々、賞状を自慢してくる症状が
義父に出てきたのです。
いやまて、これで早口言葉作れるな
皆さんも良かったら言ってみてください。
ワタシの初めて考えた早口言葉です。ちょっと意味不明かもだけど。
脱線してしまいましたね。すいません。
まあ、義父は誰彼かまわず「賞状」を振り回して、
自慢してくるようになってきました。
これまで放置していた雑な賞状を振り回して
誰彼となく見せつけてくる。
息子である夫も、そんな様子の義父を目の当たりにしたらしく
「何だあれ?じいさん、いつも賞状を持ち出してるの?」
と、青猫に聞いてきました。
青猫「このところ、ずっとあんな感じだね。」
夫「まいったな・・・」
まあ、ちょっとアレだ。
あんまり恰好良くはない。自分から賞状見せてくるのは。
でも、賞状は良い物なんだから誇りを持っても
いいんじゃないかな。
とまあ、お茶を濁してたわけですよ。
まさか辞めろというわけにいかないし。
しかし、自慢ついでに
「会社が少数の人だけに表彰してくれたんや!」
「だから、俺はきちんとした人間だ!」
「しかし、妻はひどい奴だった!」
「みんな、俺の事を信用してくれ。
俺は今まで理不尽にひどい目にあってきたんだ!!」
「ばあさん(義母)は最低だ!!」
という話の流れになる。
義父の話は止まらない。なんだか傲慢になってきたぞ!?
別に義父が嘘つきというわけじゃない。
仕事も頑張ってきたんだろう。
子供の時から苦労して、ここまで生きていたこともわかったから!
しかしなあ・・・。
義母の悪口に発展して、誰彼かまわず家の恥まで晒すようになる。
よっぽど鬱憤が溜まっていたのか!?
そして、義父のゴーマン度は、
どんどん加速してゆくのである。
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しかし世の中には良いゴーマンと悪いゴーマンがあるな。
次はワタシも「ゴーマンかましてよかですか?」