義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

もう一人の要介護者

このブログをよく読んだ方がいるとして、

その中で、

気付いた方が、中にはおられるかもしれません。

 

夫の兄弟は、何人なの?

 

と。

 

はい、

3人兄弟です。

 

義兄、夫、義妹の構成で、

夫は次男です。

 

 

これまで出てこなかった義兄。

 

 

義兄が介護の話にかかわらないのには、

理由があります。

 

義兄は、2015年に急に脳溢血を起こし、

現在も病院にいて、要介護状態が

続いているからです。

 

障害が残ってしまって、話もできません。

動くことも。

可能なのは、目を開けることくらいでしょうか。

その病状が続いています。

 

ずっと奇跡を願っていますが、

叶わないままです。

 

義兄は責任感が強く、

明るくて話上手、仕事もできる

とても頼れる存在でした。

 

義実家の近所には、義兄の家があり、

義両親は、老後は義兄を頼りにしていたに違いありません。

 

義兄も義両親の近くに住むことを選んだのですから、

ずっと親のことを気にかける

つもりでいたはずです。

 

もちろん、義両親に何か起きた時は、

私達もできる分の参加をしようと思っていました。

 

さらに義妹もいるし、夫兄弟3人全員

同じ県内に家があるのですから、

義両親は比較的、安定した老後を

送るのだと思っていました。

 

私も、生来から楽天的な性格でしたので、

あまり介護のことは考えてこなかったのです。

 

何かあっても、

皆でやれば大丈夫だと

 

信じてました。

 

 

でも、それは終わりました。

 

 

義兄はいかにも長男らしく、リーダーシップを

取る性格だったので、

 

もし今、元気だったら

もっと状況は違っていたのではないかと

今でも考えてしまいます。

 

いつも義兄は(夫もですが)

義両親達に「片づけ」を促していました。

(治らなかったけど)

 

 

現在、私達夫婦だけに全てのしかかった

義両親2人の介護も

義兄がいたら、心の余裕が随分変わっていたことでしょう。

 

全て任された夫がイライラすることも少なかったはず、

私一人だけでゴミ屋敷を掃除することもなかったはずです。

 

同時に始まった義両親2人の介護は、

知識も経験も少ない、さらに育児中の私達夫婦には、

正直負担です。

 

まだまだ甘いかもしれませんが・・・。

 

世間にはいろんな事情で、

もっと苦労されている方もいます。

 

一人っ子で両親を介護する方、

同居の介護で苦労されてる方、

両親以外の介護をされる方もいる、

もっといろんな事情を持っている方も

きっといる

 

そんな方々に、頭が上がりません。

 

 

私はあきらかに覚悟が足りませんでした。

そして、義妹はもっと足りなかったのでしょうね。

すぐ実両親の介護から手を引いたのですから。

 

 

突然の出来事は

義両親にとってもショックだったはずです。

そのショックは、義両親の老いに加速をかけたはずです。

 

現在、義兄はその奥さん(義姉)と子供達が

介護しています。

 

たまに、私達家族も病院には行きますが、

まだ快方への手応えは感じられません・・。

 

 

ちなみに、義兄と最後に話した話題は、こんなんでした・・・。

お義兄さん、私、いまだにダイエットに成功していません!

というより、出産前が結構痩せていただけなんですよ・・。

(言い訳)

 

 

 

お義兄さん!!

早く元気になってほしい!!

 

あと、介護手伝ってなんて言わないから

義妹に天誅を!!

なんか言ってやってくれ・・・!!

 

・・・私怨が出てしまいましたね。

 

 

人間、誰でもいつ何が起こるかわかりません。

 

私も他人事ではなく、

義実家でGに会うと脳の血管から

プチっと音がします・・・。

 

無理しないで、

やれるだけのことをやろうと思います。

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