義実家の介護とゴミ屋敷と葛藤と

お通夜前の憤怒

お葬式は、

故人との最後の別れであるのだが、

 

こうゆうものは、

ある程度の作法があるけど

個人によって、結構違う。

 

 

あんまりお葬式にくわしくない夫(喪主)

 

 

 

地方出身。

実家の葬儀のやり方はわかる青猫(喪主の妻)

 

 

 

亡くなった義父は、

仏教系の

ある新興宗教の信者だった。

 

 

正直、詳細はよくわからないのだけど、

葬儀場が手伝ってくれる!

 

 

故人を見送る気持ちがあれば

良いと思った。

 

 

葬儀場に向かった

 

ワタシは、

義妹に会うのが、非常に気が進まないままだけど。

 

 

ちなみに

義妹の娘達にも

特に会いたくない。

夫にとっちゃ、幼い時代を知っている可愛い姪かもしれないが。

この姪達は、今でも夫相手には話をする。

青猫と義妹 久々の会話

 

 

葬儀場の控室には

喪服を着た義母、義妹とその家族たちが先にいました。

 

 

全員に向かって一応、挨拶はした。

 

 

「こんにちは」「こんにちは。」

 

ウチの子供達もちゃんとできた。

 

 

 

これでOK。

 

 

基本、アンニュイ(憂鬱)だよ。

 

 

お葬式なんだから。

 

ワタシには子供達がいるし

極力、

彼らとの会話は控える所存である。

 

 

眠りについた義父

 

義父の顔は安らかで、まるで眠っている様。

 

お義父さん、やっと、ゆっくりできたね。

 

手を合わせた。

 

初めてご遺体を見た子供達も

眠っている様なおじいちゃんの姿に

違和感を感じず、手を合わせている。

 

 

義父が、安らかな顔をしていたのが、

ワタシにとって、救いだった。

 

義母

 

それから控室の義母のところに行き

 

「大変でしたね。」

 

と声をかける。

 

義母は、

いつもより

かなりしっかりしている。

(こう言っちゃなんだが、悲しんでいる様に見えないんだな。)

 

青猫の買った喪服を着ている。

 

「服、入ったわ。」

 

と言ってきた。

義父の死 東奔西走

 

お礼の挨拶は無し らしい。

お葬式用の無地ハンカチを、義母に渡した。

 

お通夜まで、しばらく時間がある。

 

青猫家族も、全員喪服に着替えた。

(市外から来ているので、泊りである。

荷物をスーツケースに詰めていった。)

 

 

うちの子供達は良い子なので、

(ろくに挨拶もしない姪達とは違うんだよ!)

普段会わない親戚を前にして、

大人しくニコ二コしている。

 

 

それを追い回してくる姪の娘(1歳)がおり、

写真立てと毒づき Back to the hospital

↑この写真立てに写っていた子です。

 

初対面なのだけど、

相手して、遊んであげたりしている。

 

(うちの子達、本当天使だよ・・。

君たちが赤ちゃんだった時、姪達からそんな風に

可愛がってもらえなかったのにね!?)

 

 

 

すっかり

やさぐれちまった青猫は

もちろん、

天使なんかじゃない。

 

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懐かしい漫画。

ちなみに青猫の心情とは、一切関係はありません。

 

 

無口で、無表情で、無愛想な

喪主の妻がいるのみ。

 

 

明るい場ではないので

特におかしくもないのだけど

 

 

これ、

以前のワタシを知ってるヒト達から見たら

かなり異様なんです。

 

 

自分で言うのも何だが

以前のワタシは、夫の親戚たちの前で

かなり愛想が良かった。

話す時も、できるだけ明るく話していた。

 

たとえ、姪っ子達から無視されたりしてもね?

(猫かぶり。)

 

 

気を使っていたのもあるし、

 

 

その時は、

 

 

もうちょっとマシなヒト達

だと思っていたのでね。

(姪達は、反抗期かなとか。)

 

 

でも、もういい。

 

猫かぶりは、やめた。

 

 

憤怒

 

実際問題、ワタシは

その時、

どうしようもなく

怒っていたのである。

 

 

いつも知り合いや、親類が亡くなった時

青猫は、涙が止まらず、泣いているばかりのヤツなのだが。

(本当は、かなり涙もろいんだよ。)

 

 

義父の死は、

 

悲しみなんかよりも、怒りの方が強くて。

 

 

だって、アンタら、

お義父さんのこと、ずっと

ウザがっていたじゃん!?

 

妻や肉親でありながら

 

誰も進んで

お義父さんの相手をしようとしなかった。

 

 

そして、

お義父さんが亡くなったら

皆さん、すぐに大集合!?

 

 

 

何の茶番だよ。

 

 

生きているうちに

それができたら、

お義父さんは、随分喜んだはずだよ。

 

 

この家族の関係性については、よくわからない。

 

 

でも、ここにいる

義母、夫、義妹、その孫たちは

どう考えたって、真面目な義父の世話によって

昔から生きてきたのは、紛れもない事実。

 

 

義父の寂しさは、いかほどだったのか。

 

 

ワタシは怒りを抑えるのに必死で、

正直、無表情でいるのが、精一杯です。

 

 

青猫パパ、登場

 

そんな心境のところで

 

遠方から、飛行機でやってきた青猫パパが

葬儀場に現れた。

 

 

青猫パパ 

性格:典型的な理系男子。基本優しい。マイペース。

穏やかな義父のことが結構好きだった。

 

 

実父に会うのは、久しぶりである。

青猫が、近くに行こうとすると

 

 

それを追い越して

 

義妹が飛び出してきた!!

 

 

 

「来てくださってありがとうございます!!

青ちゃんには、お世話になって!!

おとうさんの面倒とても見てくれて

いたんです!!

うわあああああん。」

 

 

 

一気に言って、そこで、泣き崩れる義妹。

 

 

 

なんなんだよ!?こいつは・・!!

さっきまで、普通にしてたくせに。

 

 

 

青猫パパと

初対面の義妹。

(今まで、会う機会がなかった。)

 

 

 

すると

 

青猫パパ

 

 

微妙に会釈をしながら義妹を無視。

 

 

そして、

 

 

性急に、青猫に場所を聞きながら

義父のご遺体の所へ

すたすたと歩いて行ってしまった。

 

 

 

 

義妹、あんた

初対面のウチのパパに

嫌われているやん・・・・。

 

 

 

 

青猫パパは、ご遺体に会ってから

義母の所に挨拶に行った。

そして、皆の前で自己紹介して挨拶をした。

 

 

でも

終始、義妹には反応しなかった。

 

 

(介護拒否した義妹について姉猫に愚痴ったワタシの話が

姉猫→青猫ママ→青猫パパに、やんわり伝わっていたことが後日判明。)

 

青猫パパ、グッジョブ!!

 

お通夜前

 

その他の親戚も、ぽつりぽつりとやってきた。

 

そろそろお通夜が始まる

 

葬儀場の方が、

親しい身内の方のお香典は、先に預かり

香典返しを早めに渡した方が良いと

喪主である夫に教えてくれたのだが・・・・

 

 

義妹集団、誰一人

お香典すら持ってきていないし。

 

 

 

ホント、なんなんだよ・・・・(呆)

 

 

義妹・・・

喪主じゃないだろう!?アンタは!

 

それに孫たちだって、もう大人じゃん!?

 

 

介護もせず、お香典すら誰一人

持ってこない・・・・

 

 

義妹家族に

まともな大人は、おらんのか?

 

 

 

葬儀場の係の方も、のんべりだらりと

控室でずっとお菓子を食べて

くっちゃべっている義妹たちを見て

呆れている。

手伝おうともしないんだよね。

 

 

こんなことでも、微妙に恥をかかせやがって。

 

(どうせ義母が、出さないで良いとか言ったんだろうな。

普通、それを真に受けますかね?)

 

 

弔う気持ちがあれば、お香典なんて、

いらないのでは?

 

 

青猫の冒頭の文からだと、

そんなツッコミもできるだろうけど

 

 

いや、それはお参りとか手伝いのみで

来た場合だけだから。

 

 

言っとくけど、控室で食べているお菓子は

ウチが自腹で用意したものだし、

通夜ぶるまいや、お葬式後の食事だって

頼んでること、知ってるよね?

 

しっかり食べるのに、手ぶらですか?

(青猫の実家だったら、お香典の他に「お膳料」も出したりするんだけど・・・・)

 

 

こうゆうことに無頓着な夫も、葬儀場の方に指摘されて、

さすがに違和感を感じたと思う。

 

 

弔う気持ち?

 

結局、カネなのか?

 

と、言われれば、青猫も俗物でありますので

否定しない。

 

でもね。

 

 

義母は、

義妹家族は、

弔う気持ちなんて、見えないよ。

 

見せかけのパフォーマンスもうんざり。

 

青猫夫婦に本当に負担をかけたと思うんだったら、

お香典すら持ってこないなんて、

出来ないと思うんだけどな。

 

結局、このお葬式は、人数も少なくて

赤字になるのは、絶対の決定事項なのに。

 

青猫実家、結構しっかりそうゆうのする家だから

気になるよ!!

お供物とかも用意したりするし、

なのに

花一本、持ってきやしないって。

 

お通夜が始まる

 

みんな座る

 

一番前に夫、義母、義妹の順で並んで座っている。

 

 

正直、青猫の感覚では、喪主の隣には喪主の妻や家族が

座るのが普通なんだけど。

 

本来、ワタシは目立つのは好きじゃないし、

上座に座るのに、こだわるわけじゃないんだけどね。

 

予備知識が、余計な怒りを産む。

 

これが、もうちょっと義父に優しい義家族であったら

席順なんて、何にも気にならないだろうけど

 

 

「ワタシの方が、前に座る資格、

あると思うんだけどな。」

 

 

静かに、義父に、

祈りを捧げたいのに、

黒い感情が止まらない。

 

 

この青猫の愚痴、まだ続きそうです。

良かったら、お付き合いくださいね。

 

 

 

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